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映画『SING/シング:ネクストステージ』日本人声優がカバーする注目ソング5選

映画『SING/シング:ネクストステージ』日本人声優がカバーする注目ソング5選 (okmusic UP's)

ついに日本でも公開された映画『SING/シング:ネクストステージ』。前作同様、起用曲全てが珠玉の名曲ではありますが、その他にも映画オリジナル版ではU2のボノが演じた役を日本語版ではB’zの稲葉浩志が演じている点なども話題ですよね。そこで、今回は吹き替え版で日本人の声優、俳優、アーティストが歌唱した楽曲のオリジナル5曲をフィーチャー。吹き替え版、オリジナル版ともに子供も大人も楽しめる音楽映画に注目です。
「Could Have Been Me」(’13) /THE STRUTS

今作の吹き替え版を観て最も印象に残ったのが、BiSHのアイナ・ジ・エンドが歌う「クッド・ハヴ・ビーン・ミー」。オリジナルはイギリスのバンド、ザ・ストラッツのシングル2作目としてリリースされた、疾走するロックサウンドとエナジー溢れる言葉のリリックが爽快な作品です。映画ではアイナ・ジ・エンドのハスキーヴォイスとアニメーションが絶妙に共鳴し、キャラクターの魅力をグッと引き上げるのみならず、重要な見せ場に起用されています。劇中、アリシア・キーズの「ガール・オン・ファイア」も歌唱しているアイナ・ジ・エンド。そちらは日本のサントラ盤に収録されるとのことですが、この曲のカバーは劇場で楽しみましょう。
「A Sky Full of Stars」(’14) /Coldplay

やはりコールドプレイは素晴らしい。今作を観てそんな思いを抱いた人も多いことでしょう。前作から引き続き、主要登場人物のひとりを演じているスキマスイッチの大橋卓弥が盛り上がりシーンで熱唱するのは14年リリースの大ヒット曲、コールドプレイの「ア・スカイ・フル・オブ・スターズ」。日本語でこの曲を聴くのはとても新鮮で、大橋の伸びやかに歌い上げる声が劇場に響き渡っていました。そのおかげで我が子も耳コピした日本語歌詞で気持ち良さそうに歌っています。ただ映画を楽しむだけではなく世界の良質な音楽にも同時に触れ、知るきっかけにもなる。これは日本の子供たちに限った話ではないと思う時、この映画の力をより一層感じます。
「I Say A Little Prayer」(’21) /Tori Kelly・Pharrell Williams

オリジナル版ではトリー・ケリーとファレル・ウィリアムスが、日本語吹き替え版ではMISIAとSixTONESのジェシーが美しい歌声を重ねる「アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー」。しかし、この曲のオリジナルはディオンヌ・ワーウィックによって68年に歌われました。日本では「小さな願い」という名で知られ、今日まで親しまれている作品です。今回は映画オリジナル版のサウンドトラック『Sing 2(Original Motion Picture Soundtrack)』に収録されているバージョンをご紹介しましたが、他にもアレサ・フランクリンをはじめとする多くのアーティストがカバーしてきました。お気に入りのバージョンを探してみるのもこの作品ならではのアフターシネマの楽しみ方と言えるでしょう。
「Stuck In a Moment You Can’t Get Out Of」(’00)/U2

長澤まさみが歌うTVCMで耳にした人も多いのではないでしょうか。この曲は今回のオリジナル版に声優として出演しているボノのバンド、U2が20年以上前にリリースした作品で、インエクセスのマイケル・ハッチェンスについて書いたものとされています。この曲についてボノは、良くない思考に取り憑かれてしまった友人を目覚めさせるために友人同士が口論する様子などを描いたものだけれど、自分は相手が生きている間にそうした喧嘩ができなかったと言及しています。映画では原曲とはひと味違った魅力が長澤まさみの歌唱力と表現力、そして声の良さによって引き出され、重要なシーンに心地の好い重みをしっとりと与えています。
「Your Song Saved My Life」(’21) /U2

最後の曲は今回の映画のキーソングである「ユア・ソング・セイヴド・マイ・ライフ」。U2の2年振りの新曲で、映画のオリジナル曲、そしてサウンドトラックのリード曲として堂々収録されています。『SING2』で声優デビューを飾ったボノの役どころは前作には登場しなかった新キャラのロックスター。それもあってか、先に紹介した「スタック・イン・ア・モーメント」といったU2ソングが複数使用されています。日本語吹き替え版で同キャラクターを演じたのはB’zの稲葉浩志。こちらも声優デビューとのことで注目されているのは周知の事実。見所満載な『SING/シング:ネクストステージ』をまだご覧になられていない方はぜひ劇場で楽しんでください。
TEXT:早乙女‘dorami’ゆうこ

早乙女‘dorami’ゆうこ プロフィール:栃木県佐野市出身。音楽を軸に、コンサート制作アシスタント通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、アニメや人形劇の英語監修及び翻訳、音楽情報ウェブサイトにて執筆。

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