本名をイェーに改名したカニエ・ウェストが、ジャック・ハーロウによる久しぶりの新曲「ネイル・テック」のリリースを受けて、彼を絶賛する投稿を行った。
すでに削除されているインスタグラム投稿（現在カニエのアカウントからは自身のステム・プレイヤーに関する2件以外全ての投稿が削除済み）の中で、カニエは「この（Nワード）はラップできるよな。俺は（Nワード）を褒め言葉として使っている。ここ最近でTOP5に入る」と綴り、「ネイル・テック」がYouTubeの音楽動画のランキングで10位だったことを示すスクリーンショットとともにシェアした。
この数か月前、ジャックは憧れの存在であるカニエが自身のスタイルに与えた影響について、英GQとのインタビューで語っていた。リル・ナズ・Xとの全米No.1曲「インダストリー・ベイビー」に必要不可欠だったホーン・スタブを加えたことから、曲が一生完成することがないことまで、彼から教わったと明かしたジャックは、最新アルバム『Donda』リリース後にも作品をアップデートし続けていたカニエについて、「きっと自分のことをモーツァルトかベートーベンだと思っているんじゃないか」と話している。
「彼が懸念しているのは、今どう人々の目に映っているかではなく、どう100年後に映るかということなんだと思う。テイラー・スウィフトとの一件では、当時寄ってたかって攻撃されてたけれど、今はアイコニックな瞬間と捉えられている。彼が次に何をするのかいつも興味を持っている。今回の“Donda”のリリースに関しても、今後何十年にもわたって人々の記憶に残るものだと思う」とジャックは述べた。
さらにジャックは、カニエが自身のソングライティングをもインスパイアしていると明かした。音楽制作の過程において、カニエが「常に自分がより磨きをかけることができる詞を見つけてくれる」と話したジャックは、「人々は真実を求めているし、カニエや彼の“All Falls Down”など、あそこまで弱さを見せれることは……多くの人々の人生を変えたと思う。“これが俺がイケてる理由だ”ではなく、“これが俺がイケてない理由だ”という具合に」と続けた。