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坂本真綾が、4月より放送がスタートするTVアニメ2作品の主題歌を担当することが発表となった。
1作目は京都の老舗和菓子屋を舞台にしたTVアニメ『であいもん』のオープニングテーマで、タイトルは「菫」(すみれ)。坂本自身が作詞を行い、作・編曲を手掛けたのは作品と同じ舞台の京都出身で、日本のロックバンドの至宝であり独自の音楽を探求しつづける「くるり」の岸田繁。坂本自身“くるりは昔から大好きなバンド”と公言しており今回の共作で感慨もひとしおだ。
岸田は本楽曲の歌や歌詞に対して“水滴が落ちた時の波紋のごとく、エネルギーの美しい拡散を歌う真綾さんのヴォーカリゼーションがとにかく素晴らしいです。胎動のような力強さを孕みつつ、この時代に生きる私たちの側にそっと寄り添ってくれる言葉たちは、この楽曲の大きな魅力です”との激賞コメントが届いた。また、坂本真綾は本作にはヒロインの雪平一果の母親・雪平真理役としての出演も決定している。
もう1曲はTVアニメ3期目となる人気作品『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』エンディングテーマの「言葉にできない」。こちらは坂本真綾自身が作詞・作曲を手掛けている。
この楽曲に対して坂本は、“かけがえのない人や場所への感謝の気持ち、心細いときに自分自身を鼓舞するような気持ちを詰め込んで、切ないけど前向きに歩んでいけるような曲になった”と語っている。第3期のエンディングを飾るのにふさわしい楽曲が完成した。
◎坂本真綾 コメント
「菫」はテレビアニメ『であいもん』の主題歌で、楽曲は昔から大好きなバンド「くるり」の岸田繁さんにお願いし、歌詞は私が書きました。あたたかいメロディに導かれるように、とても穏やかな歌詞が書けたと思います。
スミレは日常の中でよく見かける花で、コンクリートの隙間などにも見ることができます。見過ごしてしまいそうな小さな存在ですが、実はとても力強く、身を寄せ合うように集まって咲いている。そんな花の姿と人間の営みを重ねて、このタイトルをつけました。いつまでも歌い続けたいと思える大切な楽曲がまたひとつ増えて幸せです。
「言葉にできない」は、テレビアニメ『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』のエンディングテーマとして私が作詞・作曲を手がけた楽曲です。かけがえのない人や場所への感謝の気持ち、心細いときに自分自身を鼓舞するような気持ちを詰め込んで、切ないけど前向きに歩んでいけるような曲になりました。
この春環境が変わって多くの出会いや別れを経験している方には、特にシンパシーを感じてもらえる曲かもしれません。ぜひ聞いてみてください。
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