ビリー・アイリッシュ、吸入器が必要なファンのためにコンサートを一時中断

　ビリー・アイリッシュが、先週末行ったコンサートで吸入器が必要なファンのために公演を一時中断したことがわかった。

　現在、最新アルバムを引っさげた【Happier Than Ever, The World Tour】を開催しているビリーだが、SNSに投稿された動画には彼女がライブ中もファンの安全を気にかける様子が映っている。「吸入器がいる？」と心配そうに観客の方を指さしたビリーは、スタッフに「吸入器ってある？一つ持ってきてもらってもいい？」とお願いしている。そしてスタッフが持ってくると、「もう大丈夫、持ってきてもらったよ」とファンに話しかけ、「少し時間をあげて。周りに集まらないで」と周辺の人々に呼びかけている。

　米TMZによると、これは現地時間2月5日に行われた米アトランタのステイト・ファーム・アリーナ公演での一幕だそうで、当日の別の動画では、ビリーが「みんなが大丈夫になったら続けるよ」と観客に向かって話す様子が捉えられている。

　さらに別のファンが撮影した映像では、ビリーがファンに向かって投げキスをし、「そこから出なくて大丈夫？本当に？」と聞き、声を出さずに「愛してるよ」と伝えている。

　【Happier Than Ever, The World Tour】は、現地時間2月3日に米ニューオリンズで開幕したばかりで、アトランタは2公演目だった。現地時間2月6日には、米ノース・カロライナ州シャーロットにてコンサートが行われた。

　今回のツアーのチケット保持者は、入場時に新型コロナウイルスのワクチン接種完了または48時間以内に行われた検査で陰性を証明する必要がある。加えて、他の観客、ビリーや彼女のバンド、スタッフの安全のためにマスクを着用しなければならない。