本名をYe（イェー）に改名したカニエ・ウェストが、近いうちに最新のデジタル・トレンドNFTに参入する可能性は低そうだ。
現地時間2022年1月31日に自身のインスタグラムに公開した、すべて大文字の手書きメッセージの中で、カニエは現時点でNFTコレクションをローンチすることやサポートすることに興味がないと述べた。カニエは「俺が注力しているのは現実世界で本物の製品をつくることだ。本物の食べ物、本物の衣服、本物の住居だ」と綴っている。「俺にファッキンNFTをやらないか聞かないでくれ」と彼は締めくくっているが、最後に「もっと後で聞いてくれ」と付け加え、今後参入する可能性がゼロではないことを匂わせている。
投稿には「俺にNFTをやるか聞かないでくれ。俺が後押しすることもない……今はその周波数じゃない。俺は現実世界で音楽や製品をつくっている」とキャプションされている。
カニエは、数日前に最新アルバム『Donda』の続編となる11枚目のスタジオ・アルバム『Donda 2』をリリースすることを発表したばかりだ。だが、『Donda』のリリースが数か月遅れたこともあり、予定通りに2月22日に発売されるのか今のところ不明だ。先日サプライズ発表されたこの新プロジェクトのエグセクティブ・プロデューサーはフューチャーが務めている。
『Donda』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場１位となってことで、カニエは10作連続でNo.1を獲得することとなった。収録曲27曲中23曲が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りし、「Hurricane」は６位、「Jail」は10位にTOP10デビューを果たした。