意外と知らない?あの人がやってたこのバンド5選!

2021年11月15日 / 18:00

意外と知らない?あの人がやってたこのバンド5選! (okmusic UP's)

先日行なわれたワクチン・検査パーケッジを使っての実証実験にて、音楽イベントでもHey!Say!JUMPやL’Arc~en~Cielのライヴが対象となりましたが、その成果もあってか今後のイベント人数制限緩和・撤廃案を国が発表! もう少し、あと少しです◎ ところで、今ソロで活躍している人が実はバンドマンだったとか、あのバンドに所属していた、といった当時はわりと知られているようなことも、令和の現在には驚きの事実だったりすることってありますよね。今や過去の音楽も簡単に耳にできる時代、ぜひ遡って彼らのルーツを聴いてみてはいかが? “人”を知れば、現在の音もまた違って聴こえてるくるかも。
「一人にしないで」(’94) /ADDICT OF THE TRIP MINDS

【岡本健一】10月31日でジャニーズ事務所との専属契約が終了し、ジャニーズ初のエージェント契約になったことが話題となった岡本健一。岡本圭人の父であり、活動休止中の男闘呼組メンバーなのは周知のことだが、実は平行して1991年よりプライベートバンド・ADDICT OF THE TRIP MINDSで活動、1994年にメジャーでアルバムをリリースしていることはあまり知られていない。Oblivion Dustの前身バンドでもあり、自己の内面と向き合うようなカオスでヘヴィな世界感が、ハマるとなんとも言えず気持ちがいい。「一人にしないで」は、唯一の音源であるアルバム『ADDICT OF THE TRIP MINDS』の1曲目に収録され、バンドの色を感じるには入口として最適な一曲だ。そしてなんと、26年の時を経て再始動することがつい先日発表! あの楽曲たちを、今の成熟した妖艶さで体感できる時がくるとは…この世もまだ捨てたもんじゃないな。変わらぬ思いで扉を捜す、彼らのこれからを見つめていたい。
「La La Me」(’92)/Luis-Mary

【西川貴教】西川と言えば、予測変換で“風のやつ”と出てくるほど(笑)風に吹かれているか消臭力のCMイメージが強いかもしれないが、個人名義のソロと平行して活動しているT.M.Revolutionでデビューする以前、大阪で1989年に結成したのがLuis-Maryだ。当時の名前は灰猫。現在のキャラとだいぶ異なることからイジられネタにされたりもしているが、デビューしてシングルとアルバムをそれぞれ4枚ずつ残している。その中からオフィシャルYouTubeチャンネルでMVもアップされており、3rdアルバム『砂漠の雨』に収録されている「La La Me」を紹介。冒頭のギターからBOØWYリスペクト感が出ているバンドサウンドで、音楽性や歌い方もだいぶ変わったように聴こえるが、そこもバンドとソロの違いというところでもあるのだろう。しかし…MVでチラチラと挿し替わる衣装が“風のやつ”に見えて仕方ないのは自分だけだろうか(笑)。
「月下の夜想曲」(’98) /MALICE MIZER

【GACKT】現在はマレーシア・クアラルンプールに在住、毎年正月に放送されるテレビ朝日系バラエティ『芸能人格付けチェック』では、あまりの連勝記録に“GACKT部屋”なるものができたことは有名で、何者!?感満載のGACKTだが、1999年にソロ活動を始める前に在籍していたのが、“悪意と悲劇”の意味持つMALICE MIZER。“究極のヴィジュアル系”“総合芸術集団”と称されるほどの華麗で奇抜なヴィジュアルと世界感は、まるで宝塚を見ているほどで、それが一番分かりやすく現れた楽曲がメジャー3枚目となるシングル「月下の夜想曲」ではないだろうか。1997年に行なわれたライヴツアーのために制作され、キャッチーなメロディーとサビのGackt(当時はこの表記)の裏声がとにかく印象に残る曲。ストーリー性のある歌詞の世界を映像にしたMVは必見! ちなみに、リリース時の本人公表年齢は457歳。どこまでも非現実を見せてくれるお方である(笑)。
「明鏡止水」(’99) /Dué le quartz

【MIYAVI】YouTubeでのギタープレイを観ていたアンジョリーナ・ジョリーから、彼女が監督を務めたハリウッド映画『Unbroken』に抜擢され出演するなど、海外からも注目され世界約30カ国でライヴを行ってきた“サムライギタリスト”MIYAVI。国内でも楽曲提供した「Top Of The World」をSMAPがNHK紅白歌合戦で披露する際にギター演奏で共演したことは話題を呼んだが、孤高なイメージの彼が2002年までバンドで活動していたのがDué le quartz。解散後メンバーは集めずにわずか1カ月でソロデビューを果たした際、こう言っている。“ギタリストであるのは最終的にDué le quartzでしかない”。そんな特別な存在が名刺代わりとしていた代表曲が「明鏡止水」。1stミニアルバム『未完成の“ジキル”と“ハイド”』に収録され、ラストライヴでは顔を歪めて泣きながら演奏する姿に、観ているこちらまでツラくなった。あれから19年、最終的はまだ分からないが、MIYAVIの中であの3年間が現在を支えていてくれることに変わりはないだろう。
「Like @ Angel」(’96)/黒夢

【清春】先日、52歳最後の日に開催されたライヴ『THE BIRTHDAY』で発した“みなさんのおかげで、嫌いなことをやらなくていい人生を手に入れました”という言葉が、なんだか妙にカッコ良く響いた清春。その身に纏った独特の空気感と圧倒的なオーラは、むしろそれ以外の人生が想像すらつかない。黒夢、SADS、ソロ名義と3回デビューをしているのだが、やはり清春と言えば黒夢、というイメージを持っている人が多いのではないだろうか。1991年結成、名古屋系バンドと呼ばれ人気を博して以降、彼の歌い方を意識したヴォーカリストが続出。テレビで紹介される際は「少年」のMVが流れることが多いが、個人的には「Like @ Angel」が一番“らしさ”を感じる。曲も詞も、美しくそして破滅的。ソロで歌われることもあるこのナンバー、悔いが残らないようなミュージシャンライフを過ごしたいと願うその先でも、天使の羽を広げてきっと歌い続けてくれるに違いない。
TEXT:K子。

K子。 プロフィール:神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。最近、最愛のバンドが復活してくれそうな気配にドキドキが止まらない。


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