BTS/J・ハドソン/ジョナス・ブラザーズなど、楽曲制作陣にスポットを当てるレコーディング・アカデミーのキャンペーンに参加

　【グラミー賞】を主催するレコーディング・アカデミーによる、“Behind the Record Advocacy”と題されたキャンペーンが2021年10月15日に開始された。BTS、ジェニファー・ハドソン、ジョナス・ブラザーズをはじめとする、70組以上の有名アーティストたちが、自分たちを代表するヒット曲の制作に関わった人物にスポットを当てるキャンペーンに参加している。

　同団体は、ヒット曲を生み出したクリエイターたちに敬意を表し、“音楽のレコーディング・プロセスに貢献する多くのプロデューサー、エンジニア、ソングライター、作曲家、ミキシング・エンジニア、楽器奏者、その他のクリエイター”を表彰することを目的としていると発表した。今年の取り組みでは、アーティスト主導のSNSでの活動のほか、音楽制作者への公正な報酬について議論するため、アカデミー会員と米議会事務局との間でヴァーチャル・ミーティングが開催される。

　レコーディング・アカデミーは、キャンペーン内容を説明するために、レコード・プロデューサーのオマス・キースがナレーションを担当する短編アニメーションを公開した。キースはアカデミー評議会の秘書兼会計係を務めている。

　BTSは、大ヒット曲「Butter」のキーパーソンを紹介する画像をTwitterで公開した。「Butter」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で計10週首位を獲得し、2021年で最も長く1位に君臨した楽曲だ。プロデューサーには、ロブ・グリマルディ、ロン・ペリー、スティーブン・カーク、ソングライターにはジェナ・アンドリューズ、アレックス・ビロウィッツ、セバスチャン・ガルシアが名を連ねている。  

　ジェニファー・ハドソンは、自身が主演した故アレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト』の「Here I Am (Singing My Way Home)」のクレジットを公開し、ジョナス・ブラザーズは、“Hot 100”でTOP20ヒットとなったマシュメロとのコラボ曲「Leave Before You Love Me」の制作チームに感謝の意を表した。

　ほかにもレディー・ガガ＆トニー・ベネット、ビリー・アイリッシュ、ブランディ・カーライル、DJキャレド、コモン、クリス・ステイプルトン、コナン・グレイ、アラン・ジャクソン、H.E.R.＆ケイン・ブラウン、トーマス・レット、ミッキー・ガイトン、キャリー・アンダーウッド、カーリー・ピアースなどが同キャンペーンに参加している。