現地時間2021年10月19日、ザ・ウィークエンドが、スウェディッシュ・ハウス・マフィアとタッグを組んだ新曲「Moth to a Flame」のティーザーを「今週」というキャプションとともに自身のSNSで公開した。
サングラスをしたザ・ウィークエンドが青緑色の照明を浴びる姿が映った映像には、大ヒットとなった前作『アフター・アワーズ』のサウンドを継承したような圧迫感のあるシンセ音が合わせられている。そして最後にサウンドが鳴り響くとともに楽曲のタイトル「Moth to a Flame」が白地のフォントで登場する。
スウェディッシュ・ハウス・マフィアには、ザ・ウィークエンドの長年のマネージャーであるサル・スレイビーが現在ついている。この発表の直前、ザ・ウィークエンドは、新型コロナのウイルスの影響で何度も延期になっている【After Hours Tour】を大幅にスケールアップした【After Hours Til Dawn Stadium Tour】を開催することを明らかにした。新ツアーは、複数の大陸で開催され、会場の規模もスタジアムなどにグレードアップされる。「ツアー日程が変更となり、2022年の夏に開幕することになります」とザ・ウィークエンドは綴り、「アリーナでの制約、さらなる公演の要求を満たすため、皆さんのためによりビッグで特別なことを行いたいと思います。これにはスタジアムが必要となってきます」と説明した。
また、【After Hours Tour】のチケットは全て払い戻しとなり、チケット所有者を対象とした新ツアーのチケット先行販売が行われる。「現在保持しているチケットは自動的に払い戻しされます。全てのチケット所有者に新日程のチケットを購入するためのプライオリティ・アクセスが与えられます。新日程は追って発表されます」と彼は投稿を締めくくっている。2022年2月に延期されていた【After Hours Tour】は、北米とヨーロッパで開催される予定だった。今回新たに発表となったスタジアム・ツアーでは、アジア、オーストラリア、アフリカ、南米、中東でも公演が行われるとツアー・ポスターで告知されている。
「Moth to a Flame」が、『Dawn』と仮タイトルがつけられているザ・ウィークエンドのニュー・アルバムに収録されるか現時点では不明だ。彼は、10月5日に放送したApple Music 1の自身のラジオ番組『Memento Mori』で、アルバムが完成したことを明かしていた。その際、彼は「アルバムがリリースされる前となる秋には、いくつかのエキサイティングなコラボがリリースされます……“ドーン（夜明け）”についてのアップデート、アルバムは完成しています」と明言し、「唯一欠けているのは、物語の鍵を握る数名のキャラクターです。中には、私にとって身近で大切な人たちや、子供の頃の私の人生に影響を与え、そして今の私に影響を与える人たちがいます。この数か月で詳細をお伝えできるでしょう」と話していた。