カニエ・ウェスト、覆面をして結婚披露宴で4曲をパフォーマンス

　現地時間2021年10月16日、カニエ・ウェストがイタリア・ベネチアで行われたティファニー代表取締役副社長のアレクサンダー・アルノーとデストレ創業者のジェラルディーヌ・ギヨの結婚式で1年半ぶりとなるライブを行ったことがわかった。

　報道によると、ジェイ・Z、ビヨンセ、ザ・ルーツのクエストラヴ、ファレル・ウィリアムスなど豪華ゲストを前に、カニエはここ最近お馴染みとなった覆面を着用し、オーバーサイズのぶかぶかなスポーツ・コートとダークなジーンズ姿で4曲の短いパフォーマンスを披露した。

　カニエはヒット曲「Runway」、「Flashing Lights」、アルバム『Donda』から「Come to Life」と「Believe What I Say」を披露したが、バレンシアガの覆面のせいでヴォーカルが時にはっきり聞こえなかったと米コンプレックスは報じた。このプライベート・ライブは、2020年3月に彼がサンデー・サービスと題して聖歌隊と行ったライブ以来となる公の場でのパフォーマンスとなった。今年7月と8月に行った一連のアルバム『Donda』発売前の試聴イベントで、彼は満員のスタジアムに登場し、アルバムの楽曲を流していた。

　ファンが撮影したビデオには、巨大なテントの中でタキシードを着た観客が踊る中、人気Netflixシリーズ『イカゲーム』の黒マスクのボスのような不機嫌な表情の覆面を被ったカニエが、ステージ上でほとんどじっとしたままバック・トラックに合わせて感傷的に歌う姿が映っている。

　また、ゆったりとしたスポーツ・コートとダーク・パンツ、そしてお揃いの覆面をしたプロデューサーの88-KeysとラッパーのVoryにカニエが挟まれながらポーズする写真もTwitterに投稿されている。