BTS、新型コロナの影響で【MAP OF THE SOUL】ワールド・ツアーを中止

　BTSが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で実施が困難になったとして、予定されていた【MAP OF THE SOUL】ワールド・ツアーの中止を発表した。

　BTSの所属レーベルであるBig Hit Musicは、2021年8月20日に発表した声明で、「当社は、ファンの皆様がツアーを長い間心待ちにしてくださっていることを知っており、【BTS MAP OF THE SOUL TOUR】の準備を再開するために努力してまいりました」と述べ、「（しかし）私たちがコントロールできない状況の変化により、以前に計画されたとおりの規模とスケジュールで公演を再開することが難しくなりました。そのため、【BTS MAP OF THE SOUL TOUR】の中止を発表しなければなりません」と続けている。

　BTSは、2020年春から4枚目のアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』を掲げたツアーを行おうとしているが、パンデミック関連の遅れが無期限に伸びている。グループの当初のツアー計画では、2020年4月のソウル公演を皮切りに、北米、欧州、アジアの18か国で39公演を行う予定だった。

　その代わりに、BTSはチケット制のオンライン・コンサートに軸足を移した。BTSのレーベルは、秋にライブを再開する可能性があると発表したが、同時にバーチャル・パフォーマンスへの回帰が必要であることも示唆している。具体的な情報は明らかにされていない。

　声明は、「改めて、【BTS MAP OF THE SOUL TOUR】の再開をお待ちいただいているファンの皆様に、心からのお詫びをさせてください。皆様のご期待に応えられるよう、実行可能なスケジュールと公演形態を準備しておりますので、可能な限り早く最新のお知らせを提供いたします」と締め括られている。