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【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー首位キープ、ザ・ウィークエンド初登場6位

 ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 先週、登場4週目で1位に到達した「ステイ」は、週間3,180万回(3%増加)を記録してストリーミング・ソング・チャートでも4週目の首位をキープ。エアプレイ・チャートでは、今週のAirplay Gainerを獲得して19位から10位にTOP10入りを果たした(4,050万回 / 26%増加)。

 エアプレイ・チャートでのTOP10入りは、ザ・キッド・ラロイが5月にランクインした「ウィズアウト・ユー」に続く2曲目、ジャスティン・ビーバーは通算19曲目の快挙となる。

 先週2位に返り咲いたオリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」は、今週も同位をキープして2位獲得総週を通算11週目に更新。これで、最長記録を保守していたホイットニー・ヒューストンの「ため息つかせて」(1995年)と並ぶ歴代トップに浮上した。

Hot 100 2位獲得総週記録
11週 ホイットニー・ヒューストン「ため息つかせて」(1995年)
11週 オリヴィア・ロドリゴ「good 4 u」(2021年)
10週 ビリー・アイリッシュ「bad guy」(2019年)
10週 ブルーノ・マーズ「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(2017年)
10週 ミッシー・エリオット「ワーク・イット」(2002年)
10週 シルク「フリーク・ミー」(1993年)
10週 フォリナー「ガール・ライク・ユー」(1981年)

 上記のうち、「フリーク・ミー」のみ2週間1位をキープしたが、「ため息つかせて」、「good 4 u」、「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」の3曲は各1週どまりで、「ワーク・イット」と「ガール・ライク・ユー」の2曲は1位獲得を逃がしている。

 「good 4 u」は、前週から2%増加の7,740万回を記録してエアプレイ・チャートでは1位に上昇。通算5週をマークした「drivers license」に続く2曲目のNo.1タイトルを獲得した。

 3位には、エド・シーランの「バッド・ハビッツ」が先週の5位からランクアップし最高位を更新した。UKシングル・チャートやカナダ、オーストラリア等の主要国では先立って1位を獲得していて、アメリカでの首位獲得にも期待が寄せられている。

 4位はドージャ・キャットの「キス・ミー・モアfeat.シザ」が先週の6位から再浮上。デュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」は3位から5位に順位を落としたが、TOP10滞在記録を32週目に更新して歴代4位タイに並んだ。

TOP10滞在記録TOP5
57週 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020年)
39週 ポスト・マローン「サークルズ」(2020年)
33週 エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」(2017年)
33週 マルーン5「ガールズ・ライク・ユーfeat.カーディ・B」(2018年)
33週 ポスト・マローン「サンフラワーwithスウェイ・リー」(2018年)
32週 デュア・リパ「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」(2021年)
32週 トラヴィス・スコット「シッコ・モード」(2018年)
32週 ザ・チェインスモーカーズ「クローサーfeat.ホールジー」(2016年)
32週 リアン・ライムス「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」(1997年)
31週 マーク・ロンソン「「アップタウン・ファンクfeat.ブルーノ・マーズ」(2014年)
31週 24kGoldn「ムードfeat.イアン・ディオール」(2020年)

 上記のうち、「レヴィテイティング」と「ハウ・ドゥ・アイ・リヴ」の2曲は最高位が2位で首位獲得を逃がしている。

 続いて6位には、8月6日にリリースしたザ・ウィークエンドの新曲「テイク・マイ・ブレス」が初登場。初週1,930万回を記録してストリーミング・チャートで4位、18,000を売り上げてセールス・チャートでも同4位にTOP10デビューした。デジタル・ダウンロードの値引きやインストゥルメンタル・バージョンのリリース、公式YouTubeチャンネルで公開した6バージョンのMVなど、様々なプロモーション効果がストリーミング、セールスに反映している。初週としては好記録の3,070万回を記録して、エアプレイ・チャートでは25位にランクインした。

 ザ・ウィークエンドのTOP10入りは、2014年11月に7位を記録したアリアナ・グランデとのコラボレーション「ラブ・ミー・ハーダー」から、今年5月に首位を獲得した同アリアナとの「セイヴ・ユア・ティアーズ」に続く通算13曲目で、そのうち6曲が1位を獲得している。

ザ・ウィークエンド TOP10タイトル
7位 「ラブ・ミー・ハーダーwithアリアナ・グランデ」(2014年)
1位 「キャント・フィール・マイ・フェイス」(2015年)
1位 「ザ・ヒルズ」(2015年)
3位 「アーンド・イット」
1位 「スターボーイfeat.ダフト・パンク」(2017年)
4位 「アイ・フィール・イット・カミングfeat.ダフト パンク」(2017年)
4位 「コール・アウト・マイ・ネーム」(2018年)
7位 「プレイ・フォー・ミーwithケンドリック・ラマー」(2018年)
1位 「ハートレス」(2019年)
1位 「ブラインディング・ライツ」(2020年)
8位 「スマイルwithジュース・ワールド」(2020年)
1位 「セイヴ・ユア・ティアーズ」(2021年)
6位 「テイク・マイ・ブレス」(2021年)

 以下、BTSの「Butter」が先週の4位から7位にランクダウンし、8位にジャック・ハーロウのコラボレーション・シングル「インダストリー・ベイビー」、9位も「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」と2曲リル・ナズ・Xのタイトルが続く。10位はオリヴィア・ロドリゴの「deja vu」が粘り強くランクインした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは8月20日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
2位「good 4 u」オリヴィア・ロドリゴ
3位「バッド・ハビッツ」エド・シーラン
4位「キス・ミー・モア」ドージャ・キャットfeat.シザ
5位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
6位「テイク・マイ・ブレス」ザ・ウィークエンド
7位「Butter」BTS
8位「インダストリー・ベイビー」リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ
9位「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」リル・ナズ・X
10位「deja vu」オリヴィア・ロドリゴ

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