ギブソンが、BMG社との戦略的なレーベル・パートナーシップを締結し、音楽都市米テネシー州ナッシュビルに本社を置くギブソン・レコーズの設立を発表した。
ギブソンは、この2年半の間に、様々なアーティストとの音楽関連プログラムを成功させてきた。その中には、ギブソンのアーティスト・コレクション、ギブソンTV、ギブソン・アプリ、ギブソン・ジェネレーション・グループ（G3）、ギブソン・ギブス、そしてナッシュビルに新しくオープンしたギブソン・ガレージなどが含まれている。これらのプログラムは、ギブソンのファンベースをさらに広げ、音楽コミュニティ全体を再活性化させており、ギブソン・レコーズの設立によって、アーティストとのパートナーシップはさらに深まるだろう。
世代間のムーブメントに影響を与えた時代に残る名曲の多くは、レコーディング技術が誕生した創成期からギブソンのギターで録音されてきた。ギブソン・レコーズは、ギブソンのアーティストと協力して、彼らの音楽をプロデュース、レコーディング、プロモーションし、彼らの音楽の力を広め、ジャンルを超えて、ギターを中心にした音楽を世界中のファンに届ける。
ギブソン・ブランズのブランド・プレジデントであるセザール・グイキアンは、「アーティストのためのレコードレーベルを立ち上げることは、127年の歴史を持つ当社にとって必然的なことでした。ギブソン・レコーズは、ギブソンのアーティストと協力して、アーティストに寄り添ったパートナーシップのもと、彼らの音楽をレコーディングし、プロモーションを行います。ギブソン・レコーズは、ギブソンのアーティストや音楽に深く関わっていくアーティスト・ファーストの考えに根差し誕生しました。私たちは、（世界第4位の音楽会社である）BMG社と戦略的レーベル・パートナーシップを結びギブソン・レコーズを立ち上げ、スラッシュを最初の契約アーティストとして発表できたことを大変嬉しく思います」と述べている。
またスラッシュは、「新生ギブソン・レコーズの最初のリリースとして私のアルバムを出せることを光栄に思います。ギブソンとの長いリレーションの結果として、このアルバム・リリースが私たちのパートナーシップの高みであることは間違いありません。今後ギブソン・レコーズが、私だけではなく、ギブソンと一緒に仕事をする全てのアーティストの創造性を完璧にサポートするレーベルになることでしょう。本当に素晴らしいことです」とコメントした。
レヴェレーション・マネージメント・グループのスラッシュの長年のマネージャーであるジェフ・ヴァーナーは、「ギブソン・レコーズとBMG社との提携は、レコードのマーケティングとプロモーションの新たなアイディアを探求する機会を与えてくれることでしょう。このプロジェクトは、アーティスト・コミュニティに対するギブソンの真摯な取り組みを示すものであり、今後のアーティストの作品リリースのモデルとなるでしょう。 セザールとギブソンのチームと一緒に仕事をすることで、アルバム・リリースをサポートしていくための新たなアプローチを模索することが出来ました」と話している。
そしてBMG社のレパートリー＆マーケティング、ニューヨーク、ロサンゼルス担当でプレジデントのトーマス・シャーラーは「BMGは、ギブソンの新レーベルの立ち上げをお祝い申し上げます。さらに、ギブソン・レコーズの初のアルバム・リリースに協力できることを嬉しく思います。ギブソンとBMGという2つのグローバルブランドが手を組む事は、アイコニックなアーティストとその創造的な才能への比類なき敬意の表れです。私たちは、マイルス・ケネディ＆ザ・コンスピレーターズをフィーチャーしたスラッシュのニューアルバムの全世界リリースのパートナーとなり、彼らの新曲を世界中のファンにお届けできることを楽しみにしています」と語った。
Photo Credit: Austin Nelson