TikTokにおける再生回数や影響力などを総合的に判断して生成された国内週間楽曲ランキング“TikTok HOT SONG Weekly Ranking”。2021年6月28日～2021年7月4日を集計期間とした今回は、P丸様。「シル・ヴ・プレジデント」が首位を獲得した。
「シル・ヴ・プレジデント」は、P丸様。が3月17日にリリースした1stフルアルバム『Sunny!!』の収録曲。4月5日～11日集計週で10位に初登場して以降、着実に順位を上げ、4月26日～5月2日集計週で初の首位をマークした。今回で同曲の首位獲得は3週連続、通算6度目となる。
続く2位はBTS「Butter」で、前週から1ランク・アップ。ダンス・カバーの動画に加え、曲名にちなんだグルメ系の投稿も多い。そして3位には、前週から1ランク・ダウンのエイトMAN「I Love You (8man remix)」が入った。インドネシアのDJ/トラックメーカー、Kevin Raterの楽曲「I LOVE YOU」に日本語歌詞をのせたリミックスで、TikTokでは主にVlog系やグルメ系のBGMとして親しまれている。
前々週17位でトップ20デビュー、前週11位だったP丸様。「メンタルチェンソー」は、当週さらに順位を上げて5位に。TikTokでは振り付けを踊りながら“みんなに言われた偏見”を紹介する遊びがミーム化している。当週12位でトップ20デビューしたのは、asmiが2020年12月にリリースしたシングル「memory」。asmiは現在20歳のシンガー・ソングライターで、十代の才能を発掘するプロジェクト『十代白書2020』ではグランプリを獲得した。「memory」を使ったTikTok投稿はVlog系が多く、好きな曲や購入品など、何かをオススメする動画でも人気のBGMとして親しまれている。
そのほか14位のManeskin（※）「Beggin」、15位の優里「シャッター」、20位のユージェネ「Your only generation」がトップ20デビュー。Maneskinは、アバやセリーヌ・ディオンを輩出した【ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト】で優勝したイタリアのバンド。「Beggin」は、2017年にリリースされたデビューEP『Chosen』の収録曲で、TikTokでも海外ユーザーを中心に人気を博していたが、日本でも徐々に知名度を拡げ、最新のSpotify「バイラルトップ50（日本）」では首位をマークしている。
◎トップ20
1位「シル・ヴ・プレジデント」P丸様。
2位「Butter」BTS
3位「I Love You (8man remix)」エイトMAN
4位「グッバイ宣言」Chinozo
5位「メンタルチェンソー」P丸様。
6位「クラシックメドレー２０１９」ピアニカの魔術師
7位「Build a Bitch」Bella Poarch
8位「千円ちょうだい」横浜勢!!!
9位「Our Style」WILYWNKA & Brasstracks
10位「Into The Thick Of It!」The Backyardigans
11位「Bluma to Lunch」BLOOM VASE
12位「memory」asmi
13位「モテすぎて草、誘ってて森」なかねかな
14位「Beggin」Maneskin
15位「シャッター」優里
16位「Dynamite」BTS
17位「Renai Circulation (English Cover) [TV Size]」Lizz Robinett
18位「喧嘩上等」氣志團
19位「Buddy」平井大
20位「Your only generation」ユージェネ
集計期間：2021年6月28日～2021年7月4日
※「a」の正式表記は上リング付き