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元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムことロスタム・バトマングリが6月4日に最新アルバム『Changephobia』をリリースした。
環境問題など私たちを取り巻く社会における様々な題材に触れた今作は、2017年にリリースした前作『Half-Light』以来約3年ぶりの作品となる。前作のリリースから少し間があいた今作だが、制作期間についてロスタムは、明確なスタート地点ははなかったと話す。「楽曲の元になるビートを作って携帯に保存してから、そこにどんな歌をのせるのか決めるまでに数年かかることもあるんです。ですが、もし期間を区切るとしたら本腰を入れてこのアルバムに着手したのは2017年の秋で、制作を終えたのは2020年の秋ということになりますね。」
ソロ・アーティストとしてだけでなくプロデューサー、そしてソングライターとしてグラミー賞にノミネートされたハイムやクライロの最新作にも携わり、忙しい日々を過ごしていたロスタムだが、久しぶりとなる自身の作品が世に送りだせることを「みなさんにシングルとしてではなく、このアルバムを38分間の音楽作品として経験してもらうことが出来てとてもうれしいです。」と語り、特にお気に入りの一曲については「「From Back Of The Cab 」ですね。疾走感がある曲なんですが、同時にすごくエモーショナルで、曲が一つの物語として出来上がっているんです。長年ずっと音楽に落とし込んでみたいと思っていたフィーリングをついにこの曲で実現することができました。」と教えてくれた。
アルバムを制作中であった2020年にコロナウィルスに感染し、アルバム収録曲「These Kids We Knew」は熱にうなされながら書き上げた曲であることも明かしているが、このアルバムを聞く理想のシチュエーションについては、「このアルバムは元々ヘッドフォンで楽しんでもらうために作ったんですが…レストランとか…いや、レストランじゃないな(笑)。キッチンとかリビングで聞いてもらうのがいいかもしれないですね。」と、コロナウィルス感染状況改善への願いを込めたような回答をしてくれた。
そして最後に、2017年、2018年、2019年と三年連続で個人的な旅行で日本を訪れるほど日本が大好きだと語るロスタムから日本のファンへのメッセージも届いている。「僕は東京が大好きなんです。本当は昨年も東京へ行きたかったんですが…コロナウィルスのせいで行けなかったので、願わくば今年は東京に行って一週間くらい過ごしたいと思っています。実現するかどうかは誰にもわからないですが…。」
収録曲には東京で思い付いたアイデアから始まったものもあるとのことだ。
◎リリース情報
『Changephobia』(チェンジフォビア)
2021/6/4 RELEASE
※デジタル先行配信 / 日本盤情報は後日発表
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