2021年4月19日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、NiziU『Take a picture/Poppin’Shakin’』が347,432枚を売り上げ、首位を獲得した（集計期間2021年4月5日～2021年4月11日）。
『Take a picture/Poppin’Shakin’』は、前作の『Step and a step』から4か月ぶり、2枚目のシングルで、両A面の「Take a picture」はコカ・コーラの、「Poppin’ Shakin’」はソフトバンクのそれぞれCMソングとして採用されている。
ここでは『Take a picture/Poppin’Shakin’』の販売動向について、SoundScanJapanのデータを使用し調査した。まず、前作『Step and a step』の初動と累計の販売枚数と、今作の初動の販売枚数を比較、グラフ化したのが図1（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/99102/2）である。
デビュー作である前作は、発売初週に318,562枚を売り上げ首位を獲得、その後も順調にセールスを伸ばし2021年4月11日現在、累計販売枚数は437,717枚と、ロング・セールとなっている。そして今作は初週で前作の初週を超える347,432枚を売り上げ、着実にファンを増やしている事が証明される結果となっている。そして、本作も前作同様ロング・セールとなる事が期待される。
次に前作『Step and a step』と本作『Take a picture/Poppin’Shakin’』の初動について販路（実店舗とEコマース）について調査したのが図2（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/99102/3）である。これを見ると前作と比較すると、実店舗の販売枚数については92,410枚から69,497枚と減少しているが、Eコマースは226,152枚から277,935枚と大きく伸びているのがわかる。これは、リリース時期のコロナウィルスの感染拡大による都市部での制限の違いによるもので、今作は主要都市の新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の最中にリリースされ、実店舗に行ってCDを購入するよりもEコマースで購入する人が増えた事も影響していると考えられる。
特に近年はどのアーティストもフィジカルセールスを伸ばす事が難しくなってきているが、NiziUはそんな中でも前作越えで、確実に人気を拡大している事がわかった。今後もNiziUの活躍に注視したい。