2月1日付のBillboard JAPAN “Top Single Sales”で、Snow Manの『Grandeur』が800,398枚を売り上げ首位を獲得した（集計期間2021年1月18日～2021年1月24日）。
本作は、Snow Manの3作目のシングルで、リード曲である「Grandeur」は、前作『KISSIN’ MY LIPS / Stories』に収録の「Stories」に続いてTVアニメ『ブラッククローバー』の主題歌として起用されている。他にも不二家のCM、キャンペーンソングの「Big Bang Sweet」や自身の出演番組のテーマソング「ナミダの海を越えて行け」など、タイアップ曲が多く収録されている。
ここでは、実店舗での売上とECでの売上の比率の変化を調べてみた。グラフ1（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/96550/2 ）に『D.D./Imitation Rain』、グラフ2（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/96550/3 ）に『KISSIN’ MY LIPS / Stories』の実店舗(str)とECの各週の比率を示す。発売初週はECが多いがすぐに逆転し、実店舗の比率が高くなっている。『D.D./Imitation Rain』については一時期著しくECに偏っているが、2020年の4月から5月は緊急事態宣言下で休業する店舗や外出を控える人が多かったため順当な結果だろう。昨年の全シングルの実店舗による売上の比率が約45％であることを考慮すると実店舗の比率が高めだといえよう。
発売から時間が経過しても店舗で購入できることは売れ続けていることを意味し、実際にデビュー作『D.D./Imitation Rain』は発売初週に752,236枚、前作『KISSIN’ MY LIPS / Stories』は同じく939,589枚を売り上げ、デビュー作は24週目に、前作は4週目にミリオンを達成したが、その後も両作とも好調なセールスを続け、当週を除く直近の5週間でも『D.D./Imitation Rain』は週に500～1,000枚程度、『KISSIN’ MY LIPS / Stories』は1,000～1,500枚程度を実店舗で売上げている。『Grandeur』の発売週である当週はそれぞれ1,898枚と3,762枚に倍増しており、PCでの読取り回数を示すルックアップ指標も上位をキープしていることから、新たなファンを獲得しているのであろうことが伺える。
80万枚超からのスタートとなった今作も早々にミリオン達成となるか、Snow Manの今後の動向に注目したい。