ジャミロクワイのジェイ・ケイ、米国会議事堂で暴動を起こしたトランプ大統領支持者に似ているという指摘にコメント

　現地時間2021年1月6日に起きた米国会議事堂での暴動に参加したトランプ支持者の一人が、ジャミロクワイのフロントマンであるジェイ・ケイに似ているという情報がネット上で拡散したため、ジェイ・ケイ本人がバンドのSNSで否定した。

　ジャミロクワイのジェイ・ケイは、ファンキーな帽子やヘッドギアで知られているが、選挙結果を覆すために米国会議事堂を襲撃したトランプ支持者の中に、角の生えた毛皮の帽子をかぶった、赤、白、青のペンキを顔に塗った上半身裸の人物がいたことから、Twitter上では「なんてこった、ジャミロクワイ。一体どうしちゃったんだ」と両者の写真を横並びにし、バンドの代表曲「Virtual Insanity」にかけて「Actual Insanity（実際の狂気）」と書かれたミームなどが冗談で拡散されていた。

　暴動翌日にジェイ・ケイは「昨晩、ワシントンで私を見たと思っている人がいるかもしれないが、残念ながらあの変人たちとは一緒にいなかったよ」とTwitterに動画を投稿し、英国がロックダウン中のため、バンド・メンバーにも「ずっと」会っていないことを明かした。

　Twitterのユーザーが、ジェイ・ケイと暴動を起こした人物を比較するやいなや、その人物の身元が特定され、“QAnon Shaman”と呼ばれる米アリゾナ州在住の32歳の男性であることがわかった。この暴動により4人の死者が出ている。