BTSのジン、自身の誕生日にソロ・シングル「Abyss」を解禁

　BTSの最年長メンバーであるジンが、自身の28歳の誕生日である2020年12月4日にソロ・シングル「Abyss」をファンのARMYへ贈った。
 
　韓国時間で誕生日を迎える2時間前に、ジンは感情に訴えるシンセ・ポップ調のバラードを、BTSのSoundCloudとBANGTANTVのYouTubeチャンネルで解禁した。
 
　過去3か月間にBTSとして「Dynamite」、ジョーシュ685とジェイソン・デルーロとの「サヴェージ・ラブ（ラックスド－サイレントビート）」、そして「Life Goes On」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位に輝いたジンは、軽快でありながらヘヴィーなこの曲が、燃え尽きたように感じることについてであると語った。
 
　彼は「悲しい気持ちをファンと共有したくありません。なぜなら、良いものだけを見せたいから。でも、音楽を通すと違います」とBTSのブログで長文の手紙を投稿した。Allkpopによって英訳された手紙には「正直、私は最近本当に燃え尽きたように感じます。それは、自分自身についてたくさんのことを考えていたからです。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得して、たくさんの人に祝福されました。でも、このようなことを本当に自分が受け取って良いのか疑問に思うのです。私よりも音楽を愛し、私よりも音楽に長けている人はたくさんいます。ですから、このような幸せを感じ、このように祝福されていいのかと思うのです……」
 
　ジンは、韓国の名ソングライターでプロデューサーのBUMZUと出会い、彼のポジティブさが自分を“明るく”したと述べ、インポスター症候群（自分の能力や実績を認められない状態）や自分が抱える他の心配事について書くようインスパイアされた。「Abyss」のコーラスを書いたRMは、BUMZU、ジン、Pdoggと共にプロダクションにもクレジットされている。
 
　「誕生日にはふさわしくないちょっと悲しい曲ですが、私の誕生日でない時にリリースするのは少しずれているように思うので、“Abyss”をリリースします」と述べ、「ARMY、至らない点もありますが是非聞いてください」とジンは手紙を締めくくった。
 
　しかしARMYは、テレビ、ソーシャル・メディア、雑誌にサプライズで広告を掲載してジンを驚かせ、あるBTSの熱狂的なファン・アカウントは“私たちの世界的なハンサム”なジン宛てのメッセージで、彼が決して「感動させたり、世界に幸せをもたらすこと」に失敗していないと彼を安心させた。

　また、Allkpopは、チーム・キム・ソクジンというジンのファン・グループが12月7日までMnetチャンネルで放送されるテレビ広告を準備したと伝えている。その他にも、インスタグラム、YouTube、Facebook、TikTok、KakaoTalk、Snow、B612、SODA、Foodieなどの様々なアプリで12月4日から7日まで広告が掲載される予定だ。また、ジンのファンサイトの管理人たちは、韓国版ヴォーグ誌と韓国版BAZAAR誌といったファッション誌へフルページの広告を掲載する予定だ。