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BTS、オンライン・コンサート【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】を全世界191地域・99万3,000人が視聴

 BTSが、一瞬も目を離せない、華麗で壮大なオンライン・コンサート【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】で全世界のファンを一つにした。全世界191の国と地域で視聴され、全体公演の視聴者数は約99万3,000人となった。

 2020年10月10日と11日にソウルで開催された【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】は、それぞれおよそ150分間にわたって繰り広げられた。コンサートのステージでは初めて披露された韓国4thアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』収録曲をはじめ、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位に輝いたデジタル・シングル「Dynamite」まで多彩なジャンルの23曲を熱唱した。

 当初、今回のコンサートはオン・オフライン同時開催予定だったが、コロナ禍の状況によりライブ・ストリーミング方式のみで行われた。BTSは、オフライン・コンサートができない分、AR、XRなど最先端技術とファンとのコミュニケーションの為に観客の声をリアルタイムで聞き、顔も見れる“ARMY ON AIR”を導入し、世界初でライブ・ストリーミング公演に4K/HDマルチビューを同時適用させ、誰も見たことのないコンサートを完成させた。

 多様なセットリストに、最上のクオリティのパフォーマンスを披露するため、BTSは4つの大型ステージを作った。観客はこれを超高画質4Kと6つの高画質HDマルチビュー画面の中で、観たい画面をリアルタイムで選択して視聴した。

 さらにBig Hit Entertainmentは、もっと多くのファンが今回のライブを楽しめるようライブ・ストリーミングだけではなくディレイ・ストリーミング(前日公演再配信ストリーミング・サービス)も提供した。日本では劇場でライブ・ビューイングを行うなど多様な視聴環境が用意された。これを受けて、全世界107の国と地域で視聴された【BANG BANG CON The Live】と比べ、視聴された国と地域が84増えた。

 【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】は、タイトルが示すように、たった一つ(ONE)だけのオンライン・エディション(ONline Edition)公演だった。壮大な城壁が開き、マーチング・バンドのパフォーマンスが繰り広げられ、観客を圧倒し、BTSは『MAP OF THE SOUL : 7』のリード曲「ON」を歌いながら登場した。

 イントロの城壁をはじめ「Intro : Persona」で現れた巨大なRMの姿、「Moon」のステージをさらに幻想的にした惑星、最後のアンコール曲の「We are Bulletproof : the Eternal」でARMYの姿が入ったキューブなど、すべてAR技術で具現化されたシーンだ。XRはそれぞれ「DNA」と「DOPE」の宇宙とエレベーター、「NO MORE DREAM」の弾丸などで具現化された。他にも、楽曲の雰囲気に合わせて登場した学校とレーザー、メリーゴーランド、自動車、LED傘など多様なステージ・セットが見る楽しさを倍増させた。

 BTSは、今回のコンサートで「‘MAP OF THE SOUL’(シリーズ)アルバムと公演にはデビューから今まで7年という時間といろんな悩み、メンバー一人一人の楽曲と素直な気持ちを伝えようとたくさん準備した」と話した。

 実際に【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】で、BTSはデビューからの7年間を振り向き、率直な気持ちを表現した。『MAP OF THE SOUL : 7』収録曲を中心に、夢をもって世界に初めて踏み出したデビュー曲「No More Dream」、もっと広い世界で歌えるようにしてくれた「DNA」、全世界で旋風を巻き起こした最新曲「Dynamite」を選曲し、ステージの上で7年間の歩みを壮大に打ち出した。

 最高のチームワークで、非の打ち所がないパフォーマンスを魅せたグループ曲だけではなく、ユニットやソロ・ステージ、楽曲とつながるVCRまで見どころは満載だった。一番最初にソロ・ステージを披露したRMは「Intro : Persona」を歌い強引なカリスマ性を発揮し、SUGAも「Interlude : Shadow」で壮大さと懐かしさを同時に演出した。JIMINはソロ・ダンスで見るものを惹きつけ、ラテン・ポップな「Filter」で一味違う魅力を見せた。JUNG KOOKは「My Time」で自分の率直な話を表現し、JINはまるで“星の王子さま”のような出で立ちで「Moon」のステージを飾った。Vは、メリーゴーランドに乗って感性的で温かい「Inner Child」のパフォーマンスを行い、「Outro : Ego」を熱唱したJ-HOPEは自動車を活用したパフォーマンスで、ステージを一層熱く盛り上げた。

 【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】は、オンライン生中継方式だったが、BTSがファンの声と顔を見ながらライブができる“ARMY ON AIR”システムが導入された。大型LEDスクリーン画面ではファンの顔が見え、合唱と応援の声がステージに届き、AR演出など技術と感性が調和され、ファンとBTSの間で最先端のコミュニケーションが完成した。BTSと全世界のファンがまるで一つの空間にいるようなリアルな雰囲気が繰り広げられた。

 BTSは、「このように画面越しでも見られてうれしい。久しぶりに声を聴いていると力が湧く。世界で一番きれいな声」と感激した。「アンコール曲だけはARMYのための曲を聴かせてあげたかった」と話したメンバーは、1日目と2日目で異なるアンコール曲を披露した。初日は「Butterfly」と「RUN」を歌い、2日目には「Spring Day」と「IDOL」を熱唱した。

 【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】は、1年間という準備期間からわかるようしっかりした構成と繊細な演出、斬新な企画が目立ったコンサートで、何よりBTSの7年間の成長がそのまま取り込まれた最高の公演となった。

 BTSは、【BTS MAP OF THE SOUL ON:E】を終えて「数万の感情が交差する公演だった。僕たちの初めての行進は7人の少年が集まって小さな夢から始まった。それぞれ違ういろんなカラーのたくさんの旗を振り、違う言語で、違う物語を歌いながら永遠に一緒に行進する。BTSはただ7人ではなく、あなた、そして私、また私たちみんなの物語になる」と話した。
 
Photo by Big Hit Entertainment

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