英国在住の10歳の天才マルチ・プレイヤー、ナンディ・ブシェル(Nandi Bushell)からの“挑戦”に、フー・ファイターズのデイヴ・グロールが応じた。ナンディは、同バンドの「Everlong」のドラム・パートを演奏している動画を自身のYouTubeに投稿し、同じくマルチ・プレイヤーであるグロールにドラム対決を申し込んでいた。
フー・ファイターズの公式Twitterが8月29日、ナンディのアカウントをタグ付けし、「挑戦を受けて立つぞ」とキャプションをつけてグロールの演奏動画を投稿した。彼はさらに、「これらの曲を、ものすごーく長い間演奏してなかったよ、刺激をありがとう!君の番だ!ロックにおける君の友、デイヴ」と続け、動画で使っているドラムキットは娘のハーパーのものを使わせてもらったと感謝している。
動画の中で彼は、ナンディが投稿している動画を全部見たと明かし、「君は素晴らしいドラマーだ。俺の曲をいくつか動画のために選んでくれたことを光栄に思うし、全て完璧だったよ」と彼女を褒めた。彼はさらに、「だから今日は、もしかしたら君がまだ聴いたことがないかもしれない曲を披露するよ。ゼム・クルックド・ヴァルチャーズというバンドの「Dead End Friends」って曲だ」と述べてバンド・メンバーを説明した上で、「これが、君の挑戦に対する俺の回答だ。だから次は君の番だからな!」と述べている。
グロールによる演奏動画を見たナンディは、「すごい!かっこいい!」と大喜びしているリアクション動画をTwitterとYouTubeに投稿し、「現実じゃないみたい!」、「ありがとう!」、「これもチェックメイトするからね!」などと綴っている。
ナンディの演奏動画には以前よりほかのバンドも反応しており、今年1月にクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの「No One Knows」のカヴァー動画を、バンドが“インクレディブル(とてつもない)!”と褒めながらシェアしたほか、6月にはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Guerrilla Radio」をカヴァーした彼女に、トム・モレロが自身のシグネイチャー・モデルであるフェンダーのSoul Power Stratocasterをプレゼントしている。