現地時間2020年6月20日、故カート・コバーンが『MTV Unplugged』で演奏したギターが601万ドル(約6億4200万円)で落札された。
米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催されたジュリアンズ・オークションによる【Music Icons】へ出品されたギターはマーティン社による1959年製D-18Eで、のちに商品化もされたニルヴァーナの『MTV Unplugged』でコバーンによって使用された。1993年11月18日に米NYにて収録されたこの貴重なアコースティック・パフォーマンスで、彼はこのギターを使い「About a Girl」や「All Apologies」を披露した。コバーンは、パフォーマンスの約5か月後に27歳の若さで亡くなった。
入札開始価格が100万ドル(約1億600万円)だったギターは、ロード・マイクロフォンズ社の所有者であるオーストラリア人のピーター・フリードマンによって落札された。ジュリアンズ・オークションによると、オークションで落札された最も高額なギター、最も高額なニルヴァーナのメモラビリアなど5つの世界記録を打ち立てたとのことだ。