【深ヨミ】アルバムセールスにおける年末年始特有の順位変動とは

　1月13日付（集計期間：2019年12月30日～2020年1月5日）のアルバムセールスチャートBillboard Japan “Top Album Sales”では、Official髭男dismの『Traveler』が2位を獲得した。

 『Traveler』は発売週直後の10月21日付“Top Album Sales”で首位を獲得してから当週に至るまでずっと20位以内をキープし続けているが、2位につけるのは11月4日付チャート以来のことだ。通常、アルバムセールスチャートの上位は新譜が占めることが多いのだが、年末年始で新譜のリリースが少なかったこともあり、紅白を始めとする多くの年末特番に出演したアーティストの作品が順位を上げる結果となった。

　グラフ１(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/83840/2）に示す通り、前々週12位→前週8位→当週2位と推移した『Traveler』以外にも、椎名林檎『ニュートンの林檎 ～初めてのベスト盤～』が前週15位→当週6位、嵐『5×20 All the BEST!! 1999-2019』前週18位→当週8位など、直近数週は10～20位台にランクインしていた作品が上位に浮上している。また、グラフ２(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/83840/3）に示す通り、竹内まりや『Turntable』が前週60位から11位に順位を上げているのは見逃せない。やはり、数多の番組の中でも紅白での露出効果は絶大と言えそうだ。