Plastic Tree、結成25周年を記念して東京ニューシティ管弦楽団と共演

2019年7月23日 / 00:00

7月20日@東京芸術劇場 (okmusic UP's)

Plastic Treeが7月20日、東京芸術劇場にてバンド史上初の管弦楽団と共演! 『結成25周年“樹念” Plastic Tree Symphonic Concert at 東京芸術劇場』と題されたコンサートは全編、東京ニューシティ管弦楽団とコラボし、結成25周年ならではの大盛況な公演に。

この後、Plastic Treeは9月4日に1年2ヶ月振りとなる待望のシングル「潜像」をリリース。カップリングは作詞ナカヤマアキラ、作曲佐藤ケンケンによる楽曲「IC」を収録し、初回限定盤Aは「潜像」のMusic Videoが収めたDVD付属。初回限定盤Bは撮り下ろしのフォトブックレット付属となる。また、同シングルの早期予約キャンペーンとして、対象店にて3形態同時予約を対象に、特典DVD[潜像Making Video]がもらえる企画もスタート! バンドとしては久々のメイキング映像の公開となる。7月31日までの期間限定のキャンペーンとなるので忘れずに予約しよう。

そして、このシングルリリース後すぐに「Plastic Tree Autumn Tour2019『holographic boy,imitation girl』」と題した全国ツアーも開催! 9月14日の川崎CLUB CITTA’からスタートし、10月12日の地元千葉・市川文化会館までの全国7公演となる。
『結成25周年“樹念” Plastic Tree Symphonic Concert at 東京芸術劇場』ライブレポート

即日完売、満員の会場は普段のライブとは打って変わって全席着席で新鮮な雰囲気。まずは51名の東京ニューシティ管弦楽団と本公演の編曲・指揮・ピアノを担当する大嵜慶子氏が登場。そして荘厳なパイプオルガンの中、いつもよりもフォーマルな装いのPlastic Treeのメンバー4名が登場。1曲目は「眠れる森」。バンドサウンドとオーケストラの見事な融合で一気に引き込まれる。2曲目はバンドの代表曲の1つでもある「リプレイ」。原曲のスケール感が最大限に広がった秀逸なアレンジで会場全体が早くも感極まった空気に包まれる。

ヴォーカル有村竜太朗のいつもの「やーやー」というMCで和みつつ、「今日は特別な夜になったらいいなーと楽しみにしていたので、それをここで一緒に過ごせるのがとても嬉しいです。4+52人のPlastic Treeを楽しんでいってください。」とあり、次の曲はストリングスとピアノのみで演奏が始まった「蒼い鳥」。その後もオーケストラとの共演により劇的に高揚感の増した「ガーベラ」、そして初期の名曲「まひるの月」「ツメタイヒカリ」と続き、楽曲の良さを引き出しつついつもと違う景色を見せる演奏が続く。

有村による「いつもよりずっと遠くにありそうな、『アンドロメタモルフォーゼ』。」というMCからはじまった「アンドロメタモルフォーゼ」は、原曲自体すでに壮大なスケール感の楽曲であるが、一層深遠さを増したアレンジに息を呑む。ナカヤマアキラのギターソロとオーケストラの圧巻の共演でクライマックを迎え、会場中が大喝采に包まれたところでオーケストラでは定番の休憩時間に。

休憩時間を挟んで再スタートした公演、まずは「幻燈機械」「メルト」と先程とはまた違った雰囲気と緊迫感で惹きつける。ベース・長谷川正による「25周年ということで、歴代の曲を網羅してお送りしているこの公演ですが、今まで何度も演奏してきた曲のいつもと違う表情を楽しんで頂けたら嬉しいです。」とMCを挟み、美しく繊細なアレンジが光る「君はカナリヤ」「『雪蛍』」、そしてバンドとオーケストラの息がぴったり合った「トランスオレンジ」「真っ赤な糸」と続く。

有村による「素敵な一日をありがとう。こんな日あったなぁと、また思い出して戻ってみてください。」というMCがあり、「記憶行き」で本編最後を締めくくった。鳴り止まない拍手を受けアンコールで演奏されたのは「スピカ」。元々ストリングスアレンジが入ったこの楽曲、これ以上ないほどの相乗効果で圧巻のラスト。

全編を通して、楽曲の良さを増幅させ、かついつもと違った表情を見せる秀逸なアレンジ、そしてバンドとオーケストラがどちらかに乗っかるわけでなく完全に融合した演奏。楽曲の親和性から、かねてから待望論が多かったオーケストラ公演だが、その期待を大きく大きく上回る、バンド史に刻まれる一夜となった。Plastic Treeの楽曲の素晴らしさを再認識させられる、25周年にふさわしい夢のような公演であった。

アンコール後、東京ニューシティ管弦楽団と大嵜慶子氏、そして観客へ何度も感謝して拍手するメンバー4人。最後ステージに残ったメンバーからの挨拶の中で、有村が観客に向けて語った言葉が特に印象的であった。

「こういった公演ができるのって、うちの曲をすごく大事に想ってくれるみんながいるからだと思います。本当に、いつもありがとうございます。明日から通常営業に戻りますが(笑)、末長く宜しくお願いします。」…この言葉に、このバンドの25年の重みとファンとの絆、そして25年を経てもなお走り続ける強さが詰まっていると感じた。
シングル「潜像」
2019年9月4日発売

【初回限定盤A】 (CD+DVD)

VIZL-1633/¥1,800+税

<収録曲>

■CD

1.潜像

2.IC

3.潜像(Instrumental)

4.IC(Instrumental)

■DVD

「潜像」Music Video

【初回限定盤B】 (CD+ブックレット)

VIZL-1634/¥1,800+税

※豪華フォトブックレット付属

<収録曲>

1.潜像

2.IC

3.潜像(Instrumental)

4.IC(Instrumental)

【通常盤】 (CD)

VICL-37495/¥1,200+税 /

<収録曲>

1.潜像

2.IC

3.潜像(Instrumental)

4.IC(Instrumental)

『Plastic Tree Autumn Tour2019「holographic boy,imitation girl」』
9月14日(土) 神奈川・川崎CLUB CITTA’

9月15日(日) 宮城・仙台Rensa

9月21日(土) 熊本・熊本B.9V1

9月22日(日) 福岡・DRUM LOGOS

9月27日(金) 愛知・NAGOYA ReNY limited

9月29日(日) 大阪・BIGCAT

10月12日(土)  千葉・市川市文化会館     

<チケット>

料金:¥5,800(税込)

・3歳以上有料/3歳未満入場不可

・オールスタンディング ※10月12日(土)市川文化会館のみ全席指定

・当日1drink order ※10月12日(土)市川文化会館公演を除く

枚数制限:1会員様1公演につき4枚まで

※複数公演申込可

※お申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。 


音楽ニュースMUSIC NEWS

Aimer初の地上波ラジオレギュラー番組『Laid-Back radio』、4月よりスタート

J-POP2024年3月19日

 Aimer初の地上波ラジオレギュラー番組『Laid-Back radio』が、JFN系列局にて4月1日より各局順次オンエア開始される。  番組タイトルに入っている“Laid-Back”とは「のんびりしたさま、ゆったりしたさま」という意味で … 続きを読む

エディ・ヴェダー、テイラー・スウィフト【The Eras Tour】がパンク・ロックの観客を思い出させたと語る

洋楽2024年3月19日

 パール・ジャムのフロントマン、エディ・ヴェダーが、現地時間2024年3月15日に公開された英MOJOの記事で、娘の一人と2023年7月に参戦したテイラー・スウィフトのグローバル・ツアー【The Eras Tour】の魅力を意外なものに例え … 続きを読む

アリアナ・グランデ、楽曲とアルバムの全米1位獲得に反応「言葉にするのは不可能」

洋楽2024年3月19日

 今週、アリアナ・グランデの「we can’t be friends (wait for your love)」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得し、ニュー・アルバム『エターナル・サンシャイン』がアルバム・チャー … 続きを読む

ゴールデンボンバー、ライブ配信者向け“歌抜きBGM集”配信

J-POP2024年3月19日

 ゴールデンボンバーが、ライブ配信のBGMで使用しやすいように、ゴールデンボンバーの既存の楽曲の中から歌やコーラスを全て抜いて楽器の音だけにした音源集『配信者に便利な歌抜きBGM集』を配信した。  ゴールデンボンバーは、SNSやライブ配信ア … 続きを読む

ブルーノ・マーズ、約75億円の借金があるという報道をMGMグランドが否定

洋楽2024年3月19日

 ブルーノ・マーズが、MGMリゾーツ・インターナショナルに対して借金を抱えているという報道を同社が否定した。  NewsNationによる報道では、2016年に同社と長期レジデンシー契約を結んで以来、ブルーノが米ラスベガスのMGMグランドで … 続きを読む

Willfriends

page top