レディー・ガガ怒りのツイート、ジャネール来日単独公演決定、VWのニューAL初登場1位：今週の洋楽まとめニュース

　今週の洋楽まとめニュースは、レディー・ガガの話題から。米アラバマ州上院で、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法案が2019年5月14日に可決されたことを受け、翌日にガガがファンに向けて自身の考えをツイートした。HB 314と呼ばれるこの法案は、共和党が多数派を占める米アラバマ州の上院で25対6の賛成多数で可決され、即座に世間の怒りを引き起こした。ガガは「アラバマで中絶が禁止されたことは暴挙であり、レイプされた場合や同意の有無に関わらず近親相姦を経験した場合を除外していることも特に悪質だ」と憤っている。さらに「このシステムのせいで苦しむことになるすべての女性や若い女の子たちのために祈っている」と綴っている。

レディー・ガガ、米アラバマ州の中絶禁止法案可決を受け怒りのツイート

　今年7月に待望のデビュー・フル・アルバムをリリース予定のチャンス・ザ・ラッパーが、この新作に収録されていると思われる新曲のティーザーを自身のインスタグラムに投稿した。彼は「コメント欄に炎の絵文字を書き込んで。そしたら外がアツくなりすぎる前に曲をドロップするから」と綴り、自身とNumber9ok、Tisakoreanなどのアーティスト、さらにはWalter Bowserが新曲に合わせて踊る短い動画を公開している。この投稿にカーディ・Bも反応しており、『ポケットモンスター』の「I choose you」というセリフを引用したコメントと炎の絵文字でリリースを煽っている。

チャンス・ザ・ラッパー、新曲のティーザーを公開

　【FUJI ROCK FESTIVAL ’19】にて日本に初上陸するジャネール・モネイが、一夜限りの単独公演を行うことが決定した。2018年にリリースした3rdスタジオ・アルバム『ダーティ・コンピューター』が、今年2月に開催された【第61回グラミー賞】で＜最優秀レコード賞＞にノミネートされ、収録曲「ピンク（feat. グライムス）」も＜最優秀ミュージック・ビデオ賞＞の候補に挙がった彼女。話題の最新作をひっさげた、彼女の一夜限りの単独公演は【FUJI ROCK FESTIVAL ’19】に先駆けて、2019年7月24日に東京・Zepp Divercity Tokyoにて開催。チケットの一般発売は、6月8日からとなる。
　
ジャネール・モネイ、一夜限りの単独公演が決定

　さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートでは、NYのロックバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドの新作『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』がNo.1デビューを飾った。週間ユニットは138,000で、そのうちアルバムの純粋な売上枚数が119,000枚、ストリーミングによるユニット数は18,000と、セールス・ポイントがユニット数のほとんどを占めた。6月からスタートするライブチケットとの還元が、売り上げに大きく貢献したと考えられる。また、この結果によって意外な新記録を樹立しており、少なくとも3作品でアルバム・チャート1位に輝き、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にエントリーしたことのない初のアーティストとなった。

【米ビルボード・アルバム・チャート】NYのロックバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドの新作『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』がNo.1デビュー
ヴァンパイア・ウィークエンド、3作目の全米ALチャート首位に輝いたことで達成した意外な初記録とは？

　米ビルボード・ソング・チャートでは、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」が6週目のNo,1を獲得した。今週記録した視聴回数は1億1,0410万回で、歴代の週間ストリーミング記録としては、6番目に高い数字を更新した。歴代TOP10のうち、5週分(1、2、4、6、7位)がこの「オールド・タウン・ロード」で、昨年ドレイクが保守していた記録を次々を打ち破っている。また、週間78,000ダウンロードを記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでも前週の2位から1位に浮上。エアプレイ・チャートでも、週間7,760万回を記録し、6位から4位にそれぞれ順位を上げている。

【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」が5週目のNo,1獲得

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