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BiS第2期ラストツアー大阪編 最終形態で唯一無二のグループへ! メンバー9人にラストインタビュー「BiSって何だった?」

 2016年から始まった第2期BiSの最終章、事実上最後となる全国ツアー【Are you ready to go? TOUR】を敢行中のBiS。9人で解散ライブまで駆け抜ける彼女たちが5月4日、UMEDA CLUB QUATTROにて大阪公演を開催した。

<今の9人のBiSの完成形=第2期BiSの最終形態>

 最終的に「この時代のBiSも伝説になった」と言われるようなBiSを残したい―――。5月11日のマイナビBLITZ赤坂でのラストライブまで残り1週間となったこの日の公演は、ゴ・ジーラのBiSとして最後の凱旋公演でもあった為、彼女のイメージにもよく合う、炎のような赤いサイリウムが会場を埋め尽くすサプライズもあったが、9人の攻撃的でありながらも多幸感もしっかり生み出すという、あらゆる方向に振り切れたライブとなった。かつてBiSリーグでBiS1stとBiS2ndに分かれて活動していた彼女たちは、その慣れないシステムに翻弄されながら疲弊していった時期もあったが、攻撃的なエモーションでヒリヒリしたライブを創造してきたBiS1stと、多幸感溢れるエモーションでワイワイしたライブを創造してきたBiS2nd、その両方の魅力を絶妙なバランスで表現できるようになった今の9人のBiSの完成形。もっと言えば、2016年の第2期BiSデビューから今日までのすべての体制があったからこそ、如何様な楽曲の世界観も振り切れた形で表現できる、そんな第2期BiSの最終形態をこの日は終始体感することができた。

<あなたにとって「BiSって何だった?」>

 多くの夢を叶えられず、後輩たちにその夢を託して解散する第2期BiSではあるが、5月11日のマイナビBLITZ赤坂でのラストライブは、ニコニコ生放送での中継も決まっており、おそらく世界中に衝撃を与える公演になることだろう。かつて横浜アリーナで解散して伝説となった第1期BiSにも、どんなアイドルグループにも表現できない、あらゆる感情をその純然たるパフォーマンスのみで一斉に爆発させる、そんな唯一無二となった第2期BiSの真骨頂を体感させてくれるはずだ。

 そんな解散直前のメンバー9人に最後のインタビューを行った。質問はたったひとつ。あなたにとって「BiSって何だった?」

トリアエズ・ハナ「……難しいですね。私はBiSに入りたくてオーディションを受けた訳ではなかったけど、BiSになって、BiSというグループ、BiSという概念が格好良いなと思ったし、大好きになったから……出逢えて良かった。だから、私にとってBiSとは“とっても大好きなモノ”です。」

ペリ・ウブ「この3年間、私にとってBiSは“私”だった。他には何もなくって、ゼロの人間……むしろマイナスの人間だったんですけど、そこからBiSになって、BiSで学んだモノがたくさんあって、もう私のすべてになりましたね。そのBiSで学んだことをぜんぶ忘れないで、これからも生かしていけたら、このBiSがあった証明というか、BiSは“私”になるなと思うので、忘れないで生きていきたいなと思います。」

ムロパナコ「私にとってBiSは“青春”だった。私が学生としては味わいたくても味わえなかったモノ。私はBiSに入るまではまわりと関わったことがなかったし、今はすごく喋るけど、以前は人としゃべったりすることもあんまりなかったんです。あと、私は昔からずっと面白いことがしたかったんですよ! そういうのも全部やらせて頂きましたし、BiSは私の青春のすべてです。私はBiSで生きていた。しあわせな時間でした!」

YUiNA EMPiRE「移籍してきたときは不安だったし、ずっとモヤモヤしていた時期もあったけど、今となって思うのは、今更遅いかもしれないけど、私がやりたかったのは「BiSだったんだ」って。本当に心からBiSが好きで、自分にとって今いちばん大事なのはBiSなんです。いちばん“大切な居場所”だったなって思います。その想いを赤ブリでのライブにぶつけます! 最高のBiSを最後に届けたいと思います。」

キカ・フロント・フロンタール「……難しい。…………………………一言じゃ表しづらいですね。うーん……………でもそうだなぁ。私にとってBiSは“夢の中”でした。来てくれていたお客さんにも「夢だったんだよ」って思ってほしい。「あ、目が覚めた」って(笑)。でも本当にBiSのステージに立っているときは夢みたいだったんですよね。だから夢から覚めたあとが怖いですけど、最後まで良い夢を見たいと思います!」

ミュークラブ「………“本気になれたモノ”。BiSに入るまで全然本気で生きてなくて、すべてに対して適当だったんですけど、BiSは自然と本気でやっていた。「本気にならなきゃ」とかじゃなくて気付いたら本気だった。だから本気になれたモノです。」

パン・ルナリーフィ「私にとってBiSとは“人生”。だって、私は「BiSが終わったら死ぬ」って言ってたから(笑)。だから人生そのもの。良い意味でも悪い意味でもBiSが人生を変えてくれたし、よき第一人生でした。壮絶な人生でした(笑)! BiSのおかげで変われたし、BiSに感謝と……寂しさとかいろんな感情もあるんですけど、それはぜんぶライブにぶつけて良い死に様を見せたいと思います!」

アヤ・エイトプリンス「アヤ・エイトプリンスが生まれた場所。だから“お母さん”ですね。これからどんな道を歩んでいくか分からないけど、すべての基本というか……私はBiSしか知らなかったし、私にBiSは必要だったし、だからこれからもBiSは私の基本。本当にお母さんですね。そこからちゃんと自立して、自分の足で立っていかなきゃいけないなと思います。ファイナルアンサー、母!」

ゴ・ジーラ「私にとってBiSは“すべて”でした。BiSになってから全部が変わったので。それまで楽しかった趣味とかも楽しくなくなったんですけど、それはそれで良かったかな。すべてがBiSに繋がっていました。ライブを観に行っても「対バンするとしたらどんなセトリにしようかな?」とか「照明どうしよう?」とか考えてたし。だからすべてでした! 満タン! BiS満タンで生きてきたから、解散翌日の5月12日にからっぽになります! アハハ! BiSをやりきって抜け殻になる! からっぽ~!」

 解散まで残り1日。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

◎番組情報
『BiS「Are you ready to go? TOUR」FiNAL 独占生中継』
2019年5月11日(土)18:00~21:00にニコニコ生放送で放送
視聴URL
https://live.nicovideo.jp/watch/lv319684586

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