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結構多い? J-WAVEで撮影されたSuchmosやAIなど撮影場所が同じMV

気になるワードでディグる! 〇〇なMV (okmusic UP's)

MVを観ていて、“あのMVでも使われていた場所だ!”と思ったことはありませんか? 今回は、アーティストは違っても同じ場所で撮影しているという点で共通するMV作品を2本ずつに分けて、計6本をご紹介します。同じ場所で撮影された作品がそれぞれどのような仕上がりになっているのか違いを見比べてみるのも面白いのでは?
【J-WAVE】

「STAY TUNE」(’16)/Suchmos

Suchmosと言えば、「STAY TUNE」が思い浮かぶ人も多いのでは? 撮影は六本木ヒルズ森タワーの33階にあるJ-WAVE局内で行なわれたもの。まるでダンスフロアーのような色合いに満ちた映像の世界観は、踊り出したくなるようなグルービーなサウンドに非常にマッチしており、ちらっと映る夜景もきれい。YONCE(Vo)が覗き込むパソコンの画面にはSuchmosの演奏シーンも。ちなみに、2019年3月27日に発表する3rd フルアルバム『THE ANYMAL』収録の「WATER」は『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SONG』第四弾に決定とJ-WAVEとの所縁の深さを感じさせる。
「キラキラ feat.カンナ」(’17)/AI

2017年7月から放映されたTBS系火曜ドラマ『カンナさーん!』で主題歌に起用された「キラキラ feat.カンナ」は、主演の渡辺直美とタッグを組み話題に。渡辺がJ-WAVEでレギュラー番組を務めていることから、J-WAVEでMV撮影をすることに。AIが局内を歩き進めると、3つの受話器を取りながらクレーム対応をする渡辺が。そんな渡辺をAIが笑いながら励ますシーンには心温まる。パワフルでどんな時でも笑顔を絶やさないふたりを観ていると、こちらまで励まされるもの。元気をもらいたい人はリピート必須!
【場所が不明】

「略奪」(’19)/みやかわくん

7月19日に初の日本武道館公演が決定している、みやかわくん。新曲「略奪」は1月31日をもって“辞職”したぼくのりりっくのぼうよみが書き下ろした楽曲で、公開後1週間で150万回再生を記録! “エロス”と“サスペンス”というテーマのもと、ドアも窓ガラスもない開放的な建物の中をライトでカラフルに染め、バックバンドを背にして歌うみやかわくん。突然現れた女性を獲物を追うような熱い眼差しで追う姿はまさに“略奪”と言わんばかりのサスペンスに満ちた仕上がりだ。通称“悪かわくん”も登場し、これまでのさわやか路線を逸してダーク路線に走った彼に、虜になる女子は多いのでは? 実は前述したぼくりりの「after that」と同じ場所で撮影されているという隠れたメッセージにも注目してほしい。
「Pendulum Beat!」(’16) /SUPER★DRAGON

みやかわくん、ぼくりりのMVと同じ場所で撮影された作品をもう1本発見! 9人組ユニット・SUPER★DRAGONにとって念願のCDデビュー曲であり、テレビ東京系のアニメ『遊☆戯☆王ARC-V』のOPテーマに起用された楽曲のMVで、建物に閉じ込められたメンバー同士がバトルなどを繰り広げながら前進していくストーリーとなっている。彼らの首の後ろに書かれた数字が一体何なのかと気になるところではあるが、それよりも気になるのはこの後の彼らがどこへ向かうのかということ。彼らの歌う《見たこと無い世界へ》駆け抜けることはできるのだろうか?
【大谷資料館】

「アンチクロックワイズ」 /After the Rain(そらる×まふまふ)

TVアニメ『クロックワーク・プラネット』のEDテーマに起用されたナンバーで、歌い手のまふまふ、そらる本人がMV出演していることでも話題に。栃木県にある大谷資料館で撮影されたMVは大きな崖や地下にある巨大空間を舞台にしており、そらるが空を飛ぶシーンでは、《ねえあんなに 何もに夢中になっていたっけ》とやるせない気持ちが伝わってくるよう。序盤の時計の秒針音、誰も座っていないピアノの鍵盤が勝手に動き出すなど、奇妙な音や映像で聴く者の不安感を煽る。モノトーンを基調とした暗めの仕上がりで、歌詞の世界観を強く印象付けている。
「stereo future」(’18)/BiSH

楽器を持たないパンクバンド・BiSHが2018年12月にリリースした5thシングル「stereo future」のMVも同じく大谷資料館で撮影されているのだが、本作では30人に及ぶ豪華ストリングス隊を迎え、メンバー全員が激しいダンスを披露するなど、その世界観は壮大。白黒の退廃的なガラクタだらけの世界でメンバーがイスを投げ付けたり、物を破壊していくシーンも。モノトーン基調でありつつも、サビでは目まぐるしく回るライトがメンバーを照らし、森の中を彷徨う展開があるなど、前述した「アンチクロックワイズ」にはない場面が。大サビの《まだ見ぬ光たち、その夢の先まで》を象徴するようにメンバーの姿が色付いていくのにはグッとくる。
TEXT:小町碧音

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