上間江望、“楽しい”をつかまえる初ワンマンへの意気込みとは?

2018年8月21日 / 18:00

10月8日(月・祝)、声優の上間江望が高円寺HIGHを舞台に『上間江望 1st LIVE〜Catch the Fun!〜』を開催する。本公演がどんな内容なるのかを語ってもらった。
ワンマン公演では、“楽しいゾーン” “ちょっとしっとりゾーン” “ガンガン攻めるぞゾーン”など、 いろんな顔の上間江望を魅せられる 流れを構成しています

──10月8日(月・祝)に江望さんは、高円寺HIGHを舞台に『上間江望 1st LIVE〜Catch the Fun!〜』を開催します。ワンマン公演は…。

「前回のワンマン公演が2016年ですから、ほぼ2年ぶりになります。あのときはミニアルバム『風と言の葉』の発売記念をワンマンライブとしてやらせていただいた形だったので、純粋に上間江望としてのワンマン公演は初めてになります。しかも、今回はバンドを従えてライブを行います」

──バンドを従えて歌うのは、江望さんの場合は貴重ですからね。

「2年前のワンマン公演のときは、オケを用いて歌いました。そのときは、これまでに上間江望名義で歌わせていただいた楽曲にキャラクターソングも加えた形で、持っている楽曲をほぼ歌ったライブになりました。あれから2年が経ち、歌わせていただいた楽曲も増えてきて、今回は“どれにしようかな”と選ぶことまで出来るようになれば、今回はバンドさんを従えてということから、すごく気合いが入っています」

──江望さんが、センターでドーンとバンドさんたちを引っ張ってゆく形だ。

「引っ張って…いきたいですね(笑)。これまでもイベントで何曲かバンドさんの演奏に合わせて歌わせていただいた経験はありましたが、今回はほぼ全曲バンドで演奏をすることから、それぞれの楽曲ごとの盛り上げ方も考えてると言いますか。“この楽曲ではタオルを振るぞ”とか、いろいろ妄想をしています」

──ワンマン公演では、1本のライブの中へいろんなドラマを描いてゆく流れになりそうでしょうか?

「今までライブで歌ってきた中、“この曲はみんな手を振ったり、ジャンプをして盛り上がってくれるんだ”、“この歌では、みんな声を出して盛り上がってくれるから”など、曲ごとのカラーが少しずつわかってきたので、そういう経験も参考にしながら、“楽しいゾーン”、“ちょっとしっとりゾーン”、“ガンガン攻めるぞゾーン”など、いろんな顔の上間江望を魅せられる流れを構成しています」

──バンド演奏はもちろん、それ以外のプレイも披露する形でしょうか?

「今回初めてのワンマンライブで、しかも制作を、仲良しのかなでももこさんや大田彩華ちゃん、藤崎結朱さんなどの制作も手がけているマッシュアップエンターテイメントさんが担うんですけど。かなでさんや藤崎さんがギターを弾けば、太田ちゃんはベースを弾いたりと、それぞれがライブ中に演奏もしているように、そういう姿を間近で観ながら、ずっと「いいなぁ、わたしも楽器を弾きたいなぁ」と思っていたことから、「わたしには何が出来るだろう、しかも、みんなとかぶらないことを」と考えた末、今回はピアノの弾き語りに挑戦します。

 わたしはこれまで楽器へ触れたことがないように、今回も、「まずは鍵盤に触ろう」というところから始めました。正直、最初は大変でしたけど。でも、弾きながら「この曲はこういう構成になっているんだ」などコード進行のことをわかるようになるたびに、それを新鮮に感じつつ、楽しみながらやらせていただいてます」

──この動きは、江望さんを含め、先に名前を上げた4人でバンドを結成ずるという布石ですか…。

「あー、バンド!!。あとドラムがいればバンド出来ちゃいますね(笑)。そうなったときには、ちょっと本格的にピアノの勉強を始めたいなと思います。スタッフやファンのみなさんには「本当に上間はピアノを弾けるのか」と思われてるかも知れませんが、「そんなことは言わせない」と思って、今、必死に練習をしています」
『情熱大陸』のような ミニドキュメンタリーを流したいなと 勝手に妄想をしています(笑)

──当日は、胸をぐっと揺さぶる素敵な演奏を響かせてくれるということですよね。

「それはハードル上げ過ぎです。ただ、弾き語りに選んだ楽曲がしっとりめのように、歌詞の意味なども改めて感じながら、歌や演奏を通して情景を伝えられたらなとは思っています」

──弾き語りも挟みながら、一緒にタオルを振って楽しめる曲から、一体化したノリを描く表情までいろんな江望さんの歌を楽しめるわけだ。

「そうしたいですねぇ。他にも、いろんなアイデアが湧き出ています。たとえば、ライブの途中で着替えたり。衣装も楽曲のイメージへ近づけたいように、可愛い曲のときは可愛い格好で歌いたいですし。わたしの動きもそうですけど、見た目も含め、お客さんたちにいろんな面から楽しさを伝えられたらなと思っています」

──曲の雰囲気に合わせ衣装を変えるっていいですね。

「そうしたいなと現状では思っています。しかも着替えの合間には、わたしが弾き語りの練習で悪戦苦闘しているメイキング映像など、まるで『情熱大陸』のようなミニドキュメンタリーを流したいなと勝手に妄想をしています(笑)。それらのお話は、あくまでも”あるかも知れない”という形ですから(笑)。とにかく、今のわたしに出来る力を発揮しながら”どれたけお客さんたちを楽しませられるかな”と、いろいろアイデアを練っている最中です」

──お客さんたちを煽ったりは?

「煽……っちゃいますね(笑)。それに、わたしが楽しんでないと、お客さんたちも楽しんでくれないと思うから、まずはわたしがバンドさんと一緒に楽しみながら、客席とステージでいい相乗効果を作れたらなと思います」

──今回のライブでは、どんなオリジナル曲が飛び出すのかも気になります。

「わたしの歌ってきた楽曲はゲームの主題歌になっているものが多いように、そこで歌った多彩なカラーを持った曲たちを届けたいなと思っています」

──もう一つ気になるのが、どんなキャラクターソングが飛び出すかなんですよね。

「いろんなキャラクターソングを歌ってきてますからねぇ。中でも、レジェンヌの楽曲は歌いたいなぁと思っていて。他にも、“NOeSIS”シリーズとかね。今回はバンドさんに楽曲をアレンジしていただくことから、ゲームを通して聞いていたとき以上に、お客さんを感動させられる率が高くなると思うんです。そこも楽しみにしてて欲しいなと思います。なので、わたしの歌ったキャラクターソングをしっかりチェックしていただけたら、より楽しめるかも知れないですよ」

──来場するお客さんに、“こういう準備をしてくるとより楽しめますよ”というアドバイスもお願いします。

「まずは、開演前に物販コーナーで販売しているTシャツを購入して、すぐに着てください。そうすることで会場に一体感が生まれるじゃないですか。というのも、わたし自身がライブへ足を運ぶたび、そのツアーごとにTシャツを買っては、そのTシャツを着てライブを楽しむ性格。タオルも、ライブで使う曲があるので、こちらも必需品ですね。もちろん、今回のグッズを手にしていただくのも嬉しいんですけど。今まで手にしたTシャツやタオルを持ってきてくれるのも嬉しいなって思います。なぜなら、そのTシャツやタオルを目にすることで、“前も来てくれてたんだ”、“ずっと上間のことを応援してくれてるんだ”という気持ちが伝わってくるからなんです。しかも、過去へ遡るほど「しっかり持っててくれてたんだ」と嬉しくなりますからね。それも含め、当日のライブを楽しんでください。

もちろん、水分補給も大切だし、声出し練習も事前にして欲しい。とにかく、みんなに当日のライブを全力で楽しんでもらうためにも、上間江望の楽曲をいっぱい聞いて、それぞれライブのイメージを膨らませてくれたら嬉しいです」

──事前に、これだけは伝えておきたいことは他にもありますか?

「よくバンドさんとの演奏って、曲のシメで、シャンプして終えるとがあるじゃないですか。わたし、シメのジャーンのタイミングをつかむのがとても苦手なんです。今回はシメの練習をしっかりやっておこうと思っていますし、せひ、みなさんも一緒にそこは協力していただけたら嬉しく思います」
『NOeSIS』では第二章ED主題歌 「Iron」を歌っているように、 今回のライブでも歌うかも知れないです

──最近、新しいゲームが出たんですよね。

「はい、先日『バレットガールズファンタジア』というゲームが発売になりました。わたしは神代海凪ちゃんという役で出させていただいてます。海凪ちゃんは武士の家に生まれた、格好いい言葉使いをする、部活でレンジャー部をひっぱってゆく女の子。わたしとは性格が間逆だから、海凪ちゃんには“格好いいな”と憧れちゃいます。海凪ちゃんが戦うシーンは、とにかく格好いい。でも、お色気要素のあるシーンだと可愛くなっちゃう。そこのギャップは、演じてて楽しかったところ。そこは、お客さんにも楽しんでもらえるのかなと思います」

──他にも、『温泉むすめ』にも出ていますよね。

「はい、阿寒湖ぴりかちゃん役で登場しています。ピリカちゃんは、みんなの夢を守るヒーローになりたい子。『温泉むすめ』ドラマCD Vol.3 『北海道 Collection 北海道湯けむり横断記』 北海道コレクションに阿寒湖ぴりかちゃんも出ているので、ぜひチェックしていただきたいです」

──そして、人気アプリゲーム『NOeSIS』シリーズにも登場中。

「『NOeSIS』は物語自体が重めだからこそ、キャラクターそれぞれの可愛さが、逆に際立つ作品。わたしが演じる千代田庵ちゃんもとっても可愛らしいんですけど、じつは二面性のある女の子なんです。

 わたし、昨年行われたライブイベント『NOeSIS FES』にも出させていただいたんですけど。あのライブをきっかけに上間江望を応援してくださるようになった方も多いように、わたし自身とても大好きで、大切な作品です。ゲーム内でも第二章ED主題歌「Iron」も歌っているように、今回のライブでも歌うかも知れないですからね」

──9月に、ふたたび『NOeSIS FES』の開催が決定しました。

「9月22日に…で『NOeSIS FES』の無料イベントライブが行われます。出演者も、わたしも含め、かなでももこさん、藤崎結朱さん、大田彩華ちゃんなど“NOeSIS”シリーズを彩る歌い手の方々が登場します。そのライブを無料で観れてしまうのも嬉しいことだけど。この日、“NOeSIS”シリーズを手がける新作ゲーム『NOeSIS Cupid』の配役も発表になります。どんな世界観になるのか、とても気になりますよね。ぜひ、わたしも出たいです。いや、出させてください!! 」
この会場で「楽しい」を つかまえましょう

──9月は、他にもいくつかライブが決まっているんですよね。

「9月1日に渋谷DUOを舞台に行われるイベント『電脳DIVE Vol.6』に出演させていただきます。このイベントの出演者の方々が、サイキックラバーさん、voyagerさん、鈴湯さん、大田彩華ちゃんなどすごく豪華なんです。初めてお会いする方々が、上間のことを好きになってもらえる。そんなステージにしたいと思っています。

9月17日には、新宿RUIDO K4で行われる『ANiMiX★FES~祭~』へ出演させていただきます。こちらは、アニソンのカバーを中心にしたライブ。わたし、あまりアニソンカバーを歌ったことがなかったので、「何を歌おうかな」って自分でも楽しみにしています。

そして9月22日には、先にも触れた『NOeSIS FES』が開催になります。それらの出会いを、ぜひ10月8日のワンマン公演に繋げたいです」

――最後に、改めて10月8日(月・祝)、高円寺HIGHを舞台に行われる『上間江望 1st LIVE〜Catch the Fun!〜』についてのコメントをお願いします。

「今回のワンマン公演のタイトルへ、わたしは“Catch the Fun”と名付けました。ここには、“みんなそれぞれに、この会場で「楽しい」をつかまえましょう”という気持ちを込めています。わたしのライブは、歌はもちろん、動きも煽りも全力で楽しんでもらえるライブ。みんな、“楽しさつかみたい放題”だから、ぜひぜひ一緒に楽しさをつかみましょう。それと、10月2日でわたしは30歳を迎えます。まさにこの日のワンマン公演は、新しい始まりの節目となるライブ。その節目となるわたしの姿も、ぜひつかまえに来ていただけたらと思います」

──ということは、バースデーの要素も含んだワンマン公演になるということ?

「それはどうなんでしょう。わたしはわからないなぁ。そこは、わたし自身が楽しみにしておきます」

PHOTO:Yusuke Yamanaka a.k.a やわらかゆーすけ(YYman)

TEXT:長澤智典
■上間江望 Twitterアカウント

https://twitter.com/uemaemi?lang=ja
『上間江望 1st LIVE〜Catch the Fun!〜』
10月08日(祝・月) 東京・高円寺HIGH

出演:上間江望

チケット:¥4,000(税込/整理番号付)※別途当日ワンドリンク


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