X


Higher Brothers来日直前インタビューが到着!【SUMMER SONIC 2018】で日本上陸を果たす中国発ラップ・クルーとの一問一答

中国・四川省出身、米国経由でバズっているヒップホップ・クルー、Higher Brothers(ハイヤー・ブラザーズ)が、【SUMMER SONIC 2018】の「Billboard JAPAN STAGE」で日本へ上陸する。

 Higher Brothersを世界に送り出した〈88rising〉は、ヒップホップをメインに、アジアのユース・カルチャーをNYから世界に発信するメディア・プラットフォーム&レーベル。そんな〈88rising〉の中でも、Higher Brothersの動画は断トツの本数――約40本がアップされていることからも、彼らへの期待度の大きさがうかがえる。

 ドープなサウンドと緩いラップ、そしてユニークなルックスとリリックス。その存在は、ここ日本でも早耳のリスナーの間で話題になっていたが、届けられる情報は限定的で、半ば謎に満ちた存在であったとも言える。

 だが、そんな彼らが来日直前の貴重なメール・インタビューに応えてくれた。質問は『でれんの!? サマソニ!? 2017』を通過して【SUMMER SONIC 2017】に出演、今年に入って米LAのレーベル〈Deathbomb Arc〉と契約したヒップホップ・クルー、Dos Monos(ドス・モノス)のメンバーが作成してくれた。(ある意味ではイメージ通り)返答は驚くほど短く、「謎は謎のまま」という感も強いが、そのアンサーもまた彼らのキャラクターを伝えてくれている気もする。サマソニ前に、ぜひご一読頂きたい。

彼らの代表作:Higher Brothers x Famous Dex 「Made In China」 (Prod. Richie Souf)
https://youtu.be/rILKm-DC06A

――Higher Brothersの楽曲は、母国のヒップホップ文化への影響や執着があるようにはあまり感じられないのですが、どんな音楽を聴いてきましたか?

Higher Brothers(以下、H):小さい頃は中国のポップ・ミュージックを聴いていたんだけれど、高校からアメリカのヒップホップを聴くようになったね。

――ラップのスキルはどんなアーティストや楽曲から体得したのでしょうか?

H:ヒップホップに限らず、あらゆるジャンルの音楽からスキルを取り入れているよ。

――メンバーが共通して思う、“そいつがラップしているだけで聴くに値する”と思うラッパーは?

H:やっぱりケンドリック・ラマーだね。

――今、アメリカでは〈88rising〉の皆さんはもちろん、韓国のBTS(防弾少年団)がチャートの1位を獲得するなど、アジア人発の音楽がアメリカ文化に受け入れられていますが、この現象をどう捉えていますか?

H:世界がどんどん狭くなってきたからなんじゃないかな。

――Higher Brothersも参加する、来月からの北米18ツアー『88 DEGREES & RISING TOUR』に、日本人のKOHHも共に廻ります。彼が海外でも注目される理由は何故だと思いますか?

H:彼の個人的な魅力だと思うよ。

――他に日本人アーティストでリスペクトしている人はいますか?

H:宇多田ヒカルだね。

――今回のサマーソニックでは、特に誰のアクトを見たいですか?

H:CHANCE THE RAPPER!

――〈88rising〉所属のアーティストたちには、レーベルのどんなマインドに共鳴しているのでしょうか?

H:皆、クリエイティブでかっこいいところ。

――皆さんの楽曲の中から、ベスト・ヴァース、あるいはパンチラインを教えてください。

H:最近リリースした、〈88rising〉所属アーティストの集合アルバムに収録されている「Swimming Pool」っていう曲を聴いて欲しいね。

Higher Brothers & 03 Greedo 「Swimming Pool」 // 88RISING
https://youtu.be/fRq4Zc8H6bg

――みなさんのラップスタイルは現在、世界水準の最先端のものだと思いますが、次に挑戦したいスタイルはありますか?また、どんなトラックに乗せてみたいですか?

H:特に考えていないかな。どんなスタイルにもチャレンジしてみたい。

――日本のカルチャーに興味ありますか?

H:日本にも文化にもすごく興味があるよ! 特にファッションや、アニメ、入れ墨とかにね。

――MVなどでみていると仲が良さそうで羨ましいです。仲の良いクルーでいられる秘訣を教えてください。

H:秘訣は(メンバーで大食漢の)DZknowと食べ物の奪い合いをしないことだよ(笑)!

◎Higher Brothers バイオグラフィー
中国四川省・成都出身の4人組(MaSiWei、DZknow、Psy.P、Melo)ヒップホップ・グループ。2016年からグループでの活動を開始し、2017年初頭にリリースした楽曲「Made in China」や「WeChat」、さらにはミーゴスやリル・ヨッティらが彼らの楽曲にリアクションするビデオをきっかけに欧米でも注目を集める。2017年5月にはデビュー・アルバム『Black Cab』を、今年1月にはEP「Journey To The West」をリリースし、tofubeatsが彼らの楽曲を『関ジャム~完全燃SHOW』(テレビ朝日)の「2017年上半期BEST5」で取り上げたことも話題となった。また所属するメディア兼レーベル〈88rising〉から韓国出身のキース・エイプ、インドネシア出身のリッチ・チガらと共に、米オースティンで開催された音楽見本市SXSWにも出演。オリエンタルな音色のトラップ・ビートと、英語と中国語を織り交ぜた中毒性の高いラップで、ヒップホップシーンにアジアの新しい風を吹かせている。

◎Higher Brothers YouTubeチャンネル(88rising)
https://bit.ly/2vwMMS0

◎公演情報
【SUMMER SONIC EXTRA】
8/17(金) 新木場STUDIO COAST
https://www.creativeman.co.jp/event/hb_ss18ex/

【SUMMER SONIC 2018】
Billboard JAPAN STAGE

8月18日(土):
THE BEATNIKS (高橋幸宏+鈴木慶一) / NED DOHENY & HAMISH STUART /
NICK HEYWARD / Mili / Crowd Lu / CHARLIE LIM / No Party For Cao Dong

8月19日(日):
JESS GLYNNE / MAX / COSMO PYKE / HIGHER BROTHERS / Zion.T / LEE HI

URL:http://www.summersonic.com/2018/

音楽ニュースMUSIC NEWS

fuzzy knot、今夏ツアーを開催 新曲リリースも予告

J-POP2024年5月2日

 fuzzy knotが、2024年8月よりツアー【fuzzy knot Tour 2024 ~The Emergence Circuit~】を開催する。  シドのShinji(g)と、WaiveやRayflowerなど多くのプロジェクトに … 続きを読む

石野理子、すりぃ、やまもとひかる、ツミキによるバンドAoooが初のスタジオライブを5/6にプレミア公開

J-POP2024年5月2日

 元・赤い公園のボーカルであり、ソロアーティストとして活動する石野理子(Vocal)、VOCALOIDカルチャーをバックグラウンドに持ちながら、本人歌唱楽曲のライブも精力的におこなっているすりぃ(Guitar)、YOASOBIやももいろクロ … 続きを読む

【King & Princeとうちあげ花火】パフォーマンスのティザー映像公開

J-POP2024年5月2日

 King & Princeが、2024年4月11日に千葉・ZOZOマリンスタジアムにて開催された【King & Princeとうちあげ花火】で披露した「ゴールデンアワー」のパフォーマンスティザー映像を公開した。  “Kin … 続きを読む

原因は自分にある。、新曲「Mania」MVで“溺愛ダンス”披露

J-POP2024年5月2日

 原因は自分にある。が、2024年5月3日に配信リリースとなる新曲「Mania」のミュージックビデオを公開した。  新曲「Mania」は、メンバーの長野凌大が狂気の美女・律子として出演している読売テレビ・ドラマDiVE『シークレット同盟』の … 続きを読む

YOASOBI、アニメ『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』主題歌を担当

J-POP2024年5月2日

 YOASOBIが、アニメ『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』の主題歌を担当する。  西尾維新による小説をシャフトによりアニメ化したシリーズ作品で、2024年に展開予定となっている『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』。主 … 続きを読む