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JAM Project、T.M.Revolutionら出演の『Anisong World Matsuri』がロサンゼルスにて大団円

『BiliBili Macro Link 2018 × Anisong World Matsuri』 (okmusic UP's)

2016年よりアメリカ・ロサンゼルスで開催された北米最大級のアニメコンベンション『Anime Expo 2016』の共催イベントとしてはじまり、世界中のアニソンファンに日本での公演と変わらないハイクオリティなライブステージを楽しんでもらうため、日本を代表するエンタテインメント企業がタッグを組み企画・制作を行なってきた『Anisong World Matsuri』が2018年で3年目を迎えた。

2017年はロサンゼルス・ワシントン・上海の3都市にて31,000人を動員。2018年はさらにパワーアップし、ロサンゼルスにて『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』を7月4日、6日、7日の3Daysにわたって敢行し、17,000人を熱狂させた。続く7月21日には、上海メルセデスベンツアリーナにて『BiliBili Macro Link -Star Phase × Anisong World Matsuri 2018』を開催。7月20日~22日の3日間『BiliBili Macro Link』との共同主催として行なわれたこの公演のチケットは即日完売し、10,000人を動員した。国内外ともに注目を集めているアニメ・アニソン文化は、日本が誇るカルチャーとして飛躍を遂げている。

今年度の第一弾公演として、7月4日にアメリカ・ロサンゼルスのMicrosoft Theaterにて開催された公演では、日本だけでなく海外でも大人気コンテンツとなっている『ラブライブ︕サンシャイン!!』よりAqoursの初となるロサンゼルス単独ライブ『LOVELIVE! SUNSHINE!! Aqours World Love Live! in LA ~Beyond the Pacific~』が開催され、世界中から6,500人のファンが集結した。
開演前から会場の外にあるグッズ販売コーナーではイベントのTシャツやAqoursのCD・グッズなどが販売され、場内では日本と変わらない熱気でアニメグッズやAqoursのコスプレを着用する外国人ファンがほとんどだった。9人はTVアニメ『ラブライブ︕サンシャイン!!』2期のオープニング主題歌「未来の僕らは知ってるよ」でライブをスタート。バックスクリーンに映し出されるアニメーションと彼女たちのパフォーマンスがシンクロする演出に、客席のボルテージは早くも最高潮に。

1stシングル曲「君のこころは輝いてるかい︖」などを経て、ユニットコーナーを展開。高海千歌役の伊波杏樹、渡辺 曜役の斉藤朱夏、黒澤ルビィ役の降幡 愛からなるユニットCYaRon︕は元気いっぱいにパフォーマンスし、オーディエンスを楽しませた。続く松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、国木田花丸役の高槻かなこからなるAZALEAは、温かな空気で会場を包み込む。桜内梨子役の逢田梨香子、津島善子役の小林愛香、小原鞠莉役の鈴木愛奈からなるGuilty Kissはロックで小悪魔な3人のパフォーマンスに観客はしっかりと心を掴まれた。

ユニットコーナーを終えた9人はTVアニメ2期エンディング主題歌「勇気はどこに︖君の胸に︕」を披露。そして会場のファンからもAqoursに嬉しいサプライズがあり、ペンライトを使って客席全体が9色のメンバーカラーに彩られた。最後にはイベントタイトルの『Anisong World Matsuri』になぞらえて日本らしい祭りの法被を着た9人が、元気いっぱいに「サンシャインぴっかぴか音頭」を踊り、『LOVELIVE! SUNSHINE!! Aqours World Love Live! in LA~Beyond the Pacific~』は大盛況で幕を閉じた。

舞台写真︓Jason Vong / Maya Kuraki (c)2018 プロジェクトラブライブ︕サンシャイン!!
そして7月6日に『Anisong World Matsuri ~Japan Super Live~』を開催。May’n、酸欠少女さユり、Aimer、梶浦由記の4組というこの日限りのラインナップを楽しみに、アニメ・アニソンファンが会場を埋め尽くした。

まずは、トップバッターを飾ったのはバンドとダンサー達とともに勢いよく舞台に登場したMay’n。“ロサンゼルス︕ 盛り上がっていくよ︕”と観客を煽り、一気に会場の一体感を高める。『マクロスF』のエンディング曲「ノーザンクロス」ではたくさんの青いペンライトが会場を照らし、舞台の上に投影された天体のような光とリンクをして、光の銀河を作り上げた。人気曲「Belief」などを挟み、最後の曲に「ダイアモンドクレバス」を披露。この歌が自身にとってとても大切な歌であり、この歌があったからこそ自分の人生が変えられたということ、そして国境を越えて歌うことができたことを観客に伝え感謝を述べた。
黒い前髪に隠れた瞳がかすかに見えるクールな表情で一気に空気を変えた酸欠少女さユり。裸足でギターをかき鳴らし、魂を揺らす歌声で冒頭の「平行線」から圧巻のスケール感と緊迫感を与えてみせた。2次元と3次元、そしてヴァーチャルとリアルを越境する“2.5次元パラレルシンガーソングライター”としての独特の在り方が注目を集める彼女は、アニメーション映像やリリック映像によっても楽曲の世界観を楽しませる。ステージ上にはさユり自身とキーボードしかいないにもかかわらず、絶妙なコラボレーションでアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』と『乱歩奇譚 Game of Laplace』のエンディング曲を披露した。
次に、2015年以来再び『Anime Expo』に戻ってきたAimerが現れ、まばゆい白い光とスモークで作られた幻想的な空間の中、パワフルな歌声で「StarRingChild」と「Brave Shine」の2曲を披露。観客は楽曲ごとに変化するAimerの多彩な歌声に耳を傾けた。MCでは“音楽を通じてお互いの存在を確認できました。私は必ずここに戻ります。ありがとうございました︕”と語る一幕も。最後に披露したアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の挿入歌「LAST STARDUST」では、大サビのロングトーンを会場中に響かせ、唯一無二の歌声でファンの心を揺さぶった。
そして最後に登場したのは、作曲家・作詞家であり、演奏家として圧倒的な存在感を放つ梶浦由記。5人のバンドと3人のゲストヴォーカリストを引き連れてステージに登場した。『ソードアート・オンライン』『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナルスケール-』『.hack//SIGN』『Fate/Zero』など名作のサウンドトラックをアレンジし、ミュージシャン達と完璧に息の合った素晴らしいパフォーマンスを披露した。荘厳で美しいコーラスからアップテンポで激しい梶浦サウンドの真骨頂に観客からは大きな歓声が沸いた。
さらに、スペシャルサプライズとして一夜限りのコラボレーション︕ Aimerが再び舞台に戻り、梶浦由記と一緒に「花の唄」を披露。比類なきアーティスト同士がリスペクトし合い、新たな感動が生まれた。その情熱的なナンバーに会場の盛り上がりが最高潮へと達し、鳴り止まない拍手の中この日のライブは幕を閉じた。
最終日の7月7日には、『Anisong World Matsuri ~Japan Kawaii Live~』を開催。AKB48チーム Team 8、THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS、i☆Ris、中川翔子が集結し、日本のカワイイアニソンアイドルが国境と次元を越え現地ファンを熱狂させた。

大人気ゲーム『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』のキャストたちがトップバッターを飾る。人気アイドルの諸星きらり役の松嵜麗、速水奏役の飯田友子、赤城みりあ役の黒沢ともよは2年連続の出演で、2018年は新たに佐久間まゆ役の牧野由依、多田李衣菜役の青木瑠璃子、一ノ瀬志希役の藍原ことみの6名で参戦した。赤、青、白を基調とした衣装で「Shine!!」を披露。会場内は一気に盛り上がり、スクリーンに投影されたアイドルのイラストに合わせ、観客は持っているペンライトの色を次々と変えていった。日本でも人気の楽曲を披露し、時にはキュートに時にはクールに、パッションあふれるステージングで観客を魅了した。記録に残るようなロスの猛暑にもかかわらず会場にやって来た観客に感謝の気持ちをこめて、最後に「お願い!シンデレラ」を披露。
そしてメンバーカラーの衣装に包まれたi☆Risが登場。アーティスト・声優として活躍しているi☆RisはTVアニメシリーズから『魔法少女サイト』『プリパラ』の楽曲を見事にパフォーマンスし、同じ振り付けで踊るキャラクターの映像もスクリーンに映し出され、本人たちとアニメが連動した演出を観客も楽しんでいた。初めてのアメリカライブでの素敵な瞬間を記録するため、観客みんなと一緒に写真撮影をしたひと時も。そのあたたかい気持ちをファンに返すように、アニメ『ONE PIECE』の主題歌「ウィーアー!」をカバーすることで会場のボルテージが上がった。
AKB48のTeam 8はグレーのチェック柄の衣装で爽やかに登場。AKB48の代表曲「会いたかった」をはじめ、「Everyday、カチューシャ」「言い訳Maybe」「恋するフォーチュンクッキー」などヒット曲のオンパレード。会場全体のボルテージも上がり、Team 8のオリジナル楽曲の中でも激しいダンスで明るくノリノリな「蜂の巣ダンス」「47の素敵な街へ」の2曲を披露してTeam 8らしい弾けるような笑顔と元気なパフォーマンスで駆け抜けた。
3日間のトリを飾るのは、2008年に開催された『Anime Expo 2008』以来約10年ぶりの出演となった中川翔子。オフィシャルグッズのペンライトを持って、アニメ『ポケットモンスター XY』の主題歌「ドリドリ」をはじめ、全7曲オールアニソンで圧巻のステージを見せた。アニメソングに出会えたことに感謝を述べつつ、10年前にLAで撮影したというMVをバックに映画『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』の主題歌「続く世界」を熱唱。続いて「RAY OF LIGHT」や「Magical Circle」、そしてMAKE-UPとのコラボシングル「ペガサス幻想 ver.Ω」など、自身が務めてきた人気アニメの主題曲を立て続けに披露した。6曲目は中川が最も好きで、過去にカバーした経験もある「残酷な天使のテーゼ」。思わず“We Are OTAKU!”と叫ぶほど、国境を越えてアニソンで会場が一体感に包まれた。最後に自身の代表曲であるアニメ『天元突破グレンラガン』の主題歌である「空色デイズ」を熱唱し、国境を越えてアニソンファンが熱狂した3日間のステージの終わりを飾った。
舞台写真︓Maya Kuraki / August Reinhardt
そして7月21日に上海にて行なわれた『BiliBili Macro Link -Star Phase × Anisong World Matsuri 2018』では、中国でも伝説とされる楽曲の数々を誇る人気アニソンアーティストJAM Projectを始めとし、T.M.Revolution、Mayʼn、fhána、鈴木このみ、ELISAの6組に加え、大人気ゲーム『THE IDOLM@STER』シリーズよりTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS、THE IDOLM@STER MILLION LIVE!、そしてメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』より人気グループPoppinʼPartyの計9組が出演。今回は9組中、T.M.Revolution、fhána、鈴木このみ、ELISA、THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS、THE IDOLM@STER MILLION LIVE!、PoppinʼPartyの7組が上海の『Anisong World Matsuri』で初登場を果たした。

オープニングコラボレーションとして、T.M.RevolutionとMayʼnによる『デジモンアドベンチャー』のオープニング主題歌「Butter-fly」からライブが始まった。予想外のコラボレーションに場内はどよめき、アニメファンなら誰もが思い出深いメロディーに、そして歌い継がれる名曲に、会場の興奮は一気に沸き上がった。
登場した瞬間に大きな歓声で迎えられ、笑顔と元気を会場中に届けたTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS、透明感溢れるハイトーンボイスが生み出す壮大な世界観で観客を魅了したELISA、towana(Vo)の伸びやかな歌声と疾走感たっぷりのきらめくバンドサウンドがとてつもないパワーを放ったfhána。キラキラとまぶしい笑顔とパフォーマンスで隅々まで観客を楽しませたTHE IDOLM@STER MILLION LIVE!に続いて、クールなダンスパフォーマンスと伸びやかな歌声で聴く者の心を揺さぶったMay’n。後半は、エネルギッシュなサウンドを元気いっぱいに届けたアニソン界のガールズバンドPoppin’ Party、強さと優しさ両方を秘めた歌声と堂々たるパフォーマンスで魅せた鈴木このみ、そして圧倒的な歌唱力とライブパフォーマンスで一気に会場の空気を変え絶大なる存在感を見せつけたT.M.Revolution、圧巻のパワフルなステージで、メンバーと観客が互いに魂を燃えたぎらせたJAM Projectの9組それぞれが特色ある魅力的なパフォーマンスを披露し、会場が一体となりペンライトを振るう景色は圧巻だった。
公演本編が終了した途端、アンコールを呼ぶ声に会場が包まれた。その呼びかけに応えるべくして登場したのが、圧倒的な歌唱力と豪華なパフォーマンスでフィナーレを飾ったJAM Project。そして、2017年ワシントンにて開催された 『Anisong World Matsuri at Otakon』に引き続き、再びT.M.Revolutionと『第2次スーパーロボット大戦α』の主題歌である「SKILL」をコラボレーション。興奮と熱狂を巻き起こし、会場全員が思いっきりジャンプをしながら拳を突き上げていた。熱気と熱狂をぶつけあうことで生まれる興奮の一体感の中、全出演者がステージに飛び込み一列に並んだ。
ライブが終わり、最後に影山ヒロノブが“今日は本当にありがとうございました。日本のアニメソングを愛してくれることを心から感謝しております。これからもずっと、みんなで手を取り合って、一緒に歩いて行きましょう!”と挨拶し、T.M.Revolutionの掛け声で会場の10,000人の観客と“Anisong World Matsuri!!!”と声高らかに叫ぶ。夢のライナップに会場からは割れんばかりの拍手が送られ、アニソンの祭典『BiliBili Macro Link -Star Phase × Anisong World Matsuri 2018』が幕を下ろした。

さらに『Anisong World Matsuri』は、この後11月16日(金)17日(土)にNYにてAnime NYCとの共同主催となる『Anisong World Matsuri at Anime NYC 2018』を開催することが決定! モーニング娘。’18、中川翔子、影山ヒロノブ、きただにひろし、春奈るな、TRUEが出演予定となっている。日本が誇るジャパニメーション・アニソンカルチャーは、国内のみならず海外でも大盛況となるだろう。
【セットリスト】

『BiliBili Macro Link -Star Phase × Anisong World Matsuri 2018」セット』

7月21日(土)@メルセデスベンツアリーナ

■OPコラボ:T.M.Revolution & Mayʼn

M1 Butter-Fly

■アイドルマスターシンデレラガールズ

M1 Shine!!

M2 キラッ︕満開スマイル

M3 Orange Sapphire

M4 Tulip

M5 お願い︕シンデレラ

■ELISA

M1 ebullient future

M2 ミレナリオ

M3 Dear My Friend -まだ見ぬ未来へ-

fhána

M1 Hello my World

M2 World Atlas

M3 青空のラプソディ

■アイドルマスターミリオンライブ︕

M1 Brand New Theater!

M2 Welcome!!

M3 君との明日を願うから

M4 Thank you!

■Mayʼn

M1 ノーザンクロス

M2 You

M3 Belief

■Poppin’Party

M1 Time Lapse

M2 STAR BEAT!~ホシノコドウ~

M3 キラキラだとか夢だとか

■鈴木このみ

M1 THERE IS A REASON

M2 歌えばそこに君がいるから

M3 Redo

■T.M.Revolution

M1 INVOKE

M2 Ignited

M3 Meteor

M4 RAIMEI

M5 HEART OF SWORD

■JAM Project

M1 TOKYO DIVE

M2 Rocks~VICTORY~GONGメドレー

M3 THE EXCEEDER

M4 鋼のWarriors

M5 THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~

■ENCORE:JAM Project & T.M.Revolution

EN1 SKILL

M4 HOME
『Anisong World Matsuri at Anime NYC 2018』
11月16日(金)17日(土)

会場:Hammstein BallRoom

<出演>

■11月16日公演

鈴木このみ、TRUE、春奈るな 他

■11月17日公演

影山ヒロノブ、きただにひろし、中川翔子、モーニング娘。’18

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