X


大原櫻子、最新アルバム『Enjoy』のリリースツアーが終幕

7月20日@グランキューブ大阪メインホール photo by 田中聖太郎 (okmusic UP's)

全国ツアー『大原櫻子 5th TOUR 2018~Enjoy?~』が7月20日、グランキューブ大阪メインホール公演をもって大盛況の内にFINALを迎えた。

今回のツアーはアルバム「Enjoy」を引っ提げた内容で、ツアータイトルには「Enjoy?」と“?”が追加され、「みんな(ライヴを)楽しんでる?」と言うメッセージが込められていると大原は語っていた。その為、ステージセットも豪華な内容で、ドライブシアターを模したポップなイメージ。ステージ上にはツアーの為に作成されたオールドアメリカンな車が実際に設置されており、さらにツアータイトルデザインのポップなランプや2面スクリーンなど非常に凝った作りで、開演前のオールディーズのBGMと共に入場客の雰囲気を盛り上げていた。

ツアーファイナルとなるグランキューブ大阪 メインホール公演は即完で、ツアーTシャツやタオル、ペンライトを装備した10代の男女を中心とした若い観客で溢れていた。その若い熱気に包まれる中、アルバムを象徴するナンバー「Joy & Joy」の歌唱からライブはスタート。立て続けに「Jet Set Music!」、アッパーな掛け声で客を煽る「READY GO!」、夏の定番曲「真夏の太陽」の4曲でいきなりボルテージマックスでスタート。この後の最初のMCでは「大阪Enjoyしてますかー!!(冒頭の)セットリストが激し過ぎてイヤリングが外れました(笑)」とファンとのやり取りを暫し楽しむ。

その後、アルバム「Enjoy」に収録のリードナンバー「ツキアカリ」と「one」では新境地と言えるエレPOPな世界観で惹きつけ、バラードナンバー「Close to you」では伸びのある歌唱で聴き込ませる、様々なパフォーマンスが織り込まれたボリュームある前半となった。

中盤にはバンドメンバーによるインストルメンタルコーナーが始まり、大原本人がサプライズで再登場したのはなんと会場2階席エリア。突如現れた本人に2階席の観客は大きく盛り上がり、つられて他の階からは大きなどよめきが。2階席エリアで歌いだしたのはCDデビュー曲の「明日も」で自然と合唱が始まる。大原本人はなんと2階席エリアを歌いながら練り歩き、歌詞の1番を歌い終わってステージに戻るかと思いきや、今度は1階席後方にサプライズ登場し、最後まで観客と一緒に歌って大盛り上がりの演出となった。この初の客席サプライズはツアー全会場で行われ大騒ぎになっていた。各地観客マナーも良く、トラブルも無かった為に無事全会場で実施出来たとのことだ。なかなか観ることのできないサプライズ演出でファンも良い思い出になったはずだ。

中盤以降は、敬愛する絢香「みんな空の下」のカバーやバラード曲「さよなら」、10代支持を決定的にした応援ソング「瞳」と、歌を届けるコーナーでは観客も座ってじっくり聴き込んでいた。

後半に入ると「青い季節」や「energy」などのアルバムのアッパーなナンバーで大きな盛り上りを作り、「夏のおいしいところだけ」では客席に複数の大きなバルーンが登場し会場を沸かせた。観客とのコール&レスポンスで一体感を作りだした「踊ろう」は彼女のパフォーマーとしての真骨頂と言ってもいいだろう。本編最後には「こうやってライブやらせて頂けるのは当たり前じゃないです。皆さんやスタッフさんのおかげです。」と感謝の気持ちを伝え、最新シングル「泣きたいくらい」 で客との大合唱も交えつつ感動的に本編は終了となった。

アンコールではアルバムの「甘えてしまうんだよ」のライヴ限定バージョンを披露。最後に今年出演したミュージカル「FUN HOME」出演時のキャスト同士の掛け声が「Enjoy」だった事、それは「頑張ろう」ではなく「楽しんで行こう!」という意味で使っていて、いま一番身近に感じつつ救われたた言葉で、その気持ちを伝えたい為に付けた事を語った。アンコール最後は「遠くまで」の歌唱で2時間とは思えないほどの充実した内容と、パワーアップしたパフォーマンスが堪能できたツアーは終了となった。

終演後、ツアーのセットリストを再現したプレイリストが急きょ配信されたので、ぜひ注目して欲しい。

photo by 田中聖太郎
【セットリスト】

SE.Opening-Enjoy

1.Joy & Joy

2.Jet Set Music !

3.Ready Go !

4.真夏の太陽

5.ツキアカリ

6,one

7.Close to you

(inst-Enjoy)

8.明日も(acoustic ver.)

9.いとしのギーモ

10.みんな空の下(acoustic ver.)

11.さよなら

12.瞳

(interlude-Enjoy)

13.青い季節 

14.夏のおいしいところだけ

15.energy

16.踊ろう

17.泣きたいくらい

アンコール

18.甘えてしまうんだよ

19.遠くまで

■プレイリスト

https://jvcmusic.lnk.to/ohara_enjoy
アルバム『Enjoy』
発売中

【初回限定盤A】(CD+DVD)

VIZL-1398/¥4,500+税

※スリーブジャケット仕様、フォトカード7枚封入

<収録曲>

■CD

1.one

2.泣きたいくらい

3.ツキアカリ

4.energy

5.ひらり

6.夏のおいしいところだけ

7.マイ フェイバリット ジュエル

8.Jet Set Music!~Album ver.~

9.甘えてしまうんだよ

10.さよなら

11.いとしのギーモ

12.Close to you

13.青い季節

14.Joy & Joy

■DVD

・「ツキアカリ」MV、メイキング

・「いとしのギーモ」メイキング

・Enjoy Photo Session Movie

【初回限定盤B】(CD+PHOTOBOOK)

VIZL-1399/¥4,000+税

※EPサイズジャケット

<収録曲>

1.one

2.泣きたいくらい

3.ツキアカリ

4.energy

5.ひらり

6.夏のおいしいところだけ

7.マイ フェイバリット ジュエル

8.Jet Set Music!~Album ver.~

9.甘えてしまうんだよ

10.さよなら

11.いとしのギーモ

12.Close to you

13.青い季節

14.Joy & Joy

【通常盤】(CD)

VICL-65026/¥3,000+税

<収録曲>

1.one

2.泣きたいくらい

3.ツキアカリ

4.energy

5.ひらり

6.夏のおいしいところだけ

7.マイ フェイバリット ジュエル

8.Jet Set Music!~Album ver.~

9.甘えてしまうんだよ

10.さよなら

11.いとしのギーモ

12.Close to you

13.青い季節

14.Joy & Joy

音楽ニュースMUSIC NEWS

Tani Yuuki、EP『HOMETOWN』初回盤より「運命」ライブ映像公開

J-POP2024年4月27日

  Tani Yuukiが、EP『HOMETOWN』初回盤に収録されるBlu-rayより「運命」のライブ映像を公開した。   5月8日にリリースされる『HOMETOWN』は自身初となるホールツアーを経て制作された「花詩」「がらくた」「笑い話 … 続きを読む

Conton Candy、青春を謳う新曲「アオイハル」MV公開

J-POP2024年4月27日

  Conton Candyが新曲「アオイハル」を配信開始、ミュージックビデオが公開となった。   今作は、「青春=アオイハル」をギターでかき鳴らし謳うニューシングルとなっており、Vo./Gt.紬衣は「大人になるにつれて少しずつのしかかるも … 続きを読む

【氣志團万博2024】11月に幕張メッセにて2DAYS開催決定

J-POP2024年4月27日

  【氣志團万博2024】が、幕張メッセで11月9日・10日の2DAYS開催となることが決定した。   2012年にフェスとして初開催し、例年9月に千葉県・袖ケ浦海浜公園で開催されてきた【氣志團万博】。今年は日程と会場を移して11月に千葉県 … 続きを読む

<インタビュー>シーア×パリス・ヒルトンが語る、コラボ曲「Fame Won't Love You」と名声よりも大切なもの

洋楽2024年4月27日

 パリス・ヒルトンとシーアほど名声について語れる権威者はほぼいないだろう。両者とも、長年にわたって世界的な知名度を誇ってきた。 シーアはその音楽、ソングライティング、そして唯一無二の歌声で、ヒルトンは2000年代半ばのパーティー・ガールとし … 続きを読む

テイラー最新作がSpotify史上初10億再生、ザ・ウィークエンド米ビルボードHot 100入りが100曲超え、フォートナイトのバーチャル・フェス:今週の洋楽まとめニュース

J-POP2024年4月27日

 今週の洋楽まとめニュースは、テイラー・スウィフトに関する話題から。  テイラー・スウィフトの最新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)が、Spotify史上初めて1週間で10億ストリーミングを突破したアルバムとなり、 … 続きを読む