XXXTentacionが死去、ビヨンセ&ジェイ・Zがサプライズ・リリース、ドレイクが2度目の首位返り咲き：今週の洋楽まとめニュース

　今週の洋楽まとめニュースは、突然の悲報から。現地時間2018年6月18日、ラッパーのXXXTentacion (エックス・エックス・エックス・テンタシオン)、本名Jahseh Dwayne Onfroyが米フロリダ州ディアフィールドビーチで起きた武装強盗事件で銃撃されて死亡した。享年20歳だった。死後翌日、彼の楽曲「SAD!」のストリーミング数が1040万回に到達したことがSpotifycharts.comにより明らかになり、テイラー・スウィフトが保持していた1010万回の記録を更新した。そして、6月21日に故XXXTentacionの恋人が妊娠していると彼の母親が発表。インスタグラムに「彼は最後のギフトを残してくれた」というキャプションと共に初期のエコー写真を投稿した。

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　現在【オン・ザ・ラン・ツアー 2】を敢行中のビヨンセとジェイ・Z夫妻が、ザ・カーターズ(The Carters)名義で『Everything Is Love』と題されたジョイント・アルバムをサプライズでリリースした。また、アルバムと連動してパリのルーブル美術館で5月に撮影された収録曲「Apeshit」のミュージック・ビデオも公開された。【オン・ザ・ラン・ツアー 2】のロンドン公演にいた複数のファンとバズフィードのレポーターによると、ライブの最中にステージの巨大パネルに”ALBUM OUT NOW”と表示され、ビヨンセが観客と共にリリースの瞬間までカウントダウンをして盛り上げたそうだ。

ビヨンセ&ジェイ・Z、The Carters名義でジョイントAL『Everything Is Love』をサプライズ・リリース

　今週、76回目の誕生日を迎えたポール・マッカートニーが、5年ぶりの新アルバム『エジプト・ステーション』を9月7日にリリースすることが明らかになった。本作は、2013年リリースの『NEW』以来、古巣とも言えるキャピトル・レコーズへの移籍後第１弾となる新曲によるフル・アルバムだ。アルバムリリースに先立ち、6月21日には「アイ・ドント・ノウ」、「カム・オン・トゥ・ミー」をリリース。2018年6月20日に公開されたDIYマガジンとのロング・インタビューでは、ワンリパブリックのライアン・テダーやカニエ・ウェストなど自分より若いアーティストと仕事をすること、最新作への『サージェント・ペパーズ』の影響について語っている。

『6月18日はなんの日？』ポール・マッカートニー、76歳の誕生日
ポール・マッカートニー、「I Don’t Know」と「Come On to Me」の両A面シングルを今週リリース
ポール・マッカートニー、5年ぶりの新アルバム『エジプト・ステーション』をリリース決定
ポール・マッカートニー、若いアーティストとのコラボやニューALへの『サージェント・ペパーズ』の影響について語る

　さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、デイヴ・マシューズ・バンドの新作『Come Tomorrow』がNo,1デビューを飾った。2018年6月8日にリリースされた本作は、2012年の前作『Away from the World』から6年振りとなる復帰作。1998年に発売された3rdアルバム『Before These Crowded Streets』から9作目となる本作『Come Tomorrow』まで、7枚全てが同チャートで1位を獲得し、96年の2ndアルバム『Crash』(最高2位)からは8作連続でTOP3入りを果たしている。初動ユニットは292,000で、そのうちアルバムの純粋な売り上げは285,000枚。2018年にリリースされたアルバムの中では、ジャスティン・ティンバーレイクの『マン・オブ・ザ・ウッズ』が獲得した242,000枚を上回る、最高セールスを記録した。

【米ビルボード・アルバム・チャート】デイヴ・マシューズ・バンドが1位、ディエクス・ベントレーの新作が3位に初登場

　そして、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ドレイクの「ナイス・フォー・ホワット」が2度目の返り咲き首位獲得を果たした。これまでのチャートを振り返ると、4月21日付チャートでNo,1デビューを果たし、4週の首位をキープすると、チャイルディッシュ・ガンビーノの「ディス・イズ・アメリカ」 (今週2位) の登場により2位にダウン。6月2日付チャートで再び1位に浮上し、2週のNo,1を死守した後、先週ポスト・マローンの「サイコ feat. タイ・ダラー・サイン」(今週12位)と入れ代わって再び2位に順位を落とすが、今週2度目の返り咲きを果たし、通算7週目のNo,1獲得となった。

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイク「ナイス・フォー・ホワット」首位に返り咲き、ジュース・ワールドがさらにランクアップ

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