6月のジメジメした気分を吹き飛ばす5曲

2018年6月18日 / 18:00

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲 (okmusic UP's)

梅雨シーズンということもあり、曇天が続いたりと、すっきりしない天候ですね。ベタに雨ソングを列挙してみようかと考えたのですが、むしろ気持ちを上向きにしてくれるアッパーで晴れやかな音楽をチョイスしてみました。7月は本格的に夏フェスシーズンに突入することもあり、予習をかねてこんな曲が出ているのか!と思ってもらえればと。全体的にパンキッシュな楽曲が多いですが、それは筆者の好みが色濃く出ているということで、お許しください。
「Malib Beach Nightmare」(’18) /Ken Yokoyama

昨年はHi-STANDARDとしてアルバム&ツアーを行なったふたりのフロントマンが各自で行っているバンド(Ken Yokoyama、NAMBA69)でなんとスプリットを発表。お互いのパンク観をぶつけ合ったような個性の違いを存分に楽しめる一枚だ。中でもカバーを1曲ずつ取り上げており、NAMBA69がブリットポップの筆頭と言えるblurの「SONG 2」を大胆にアレンジしているのに対し、Ken Yokoyamaは“モンちゃん”ことマイケル・モンロー(昨年も来日し、エネルギッシュなライヴで魅了!)率いるHANOI ROCKSの楽曲をセレクト。3rdアルバム『BACK TO MYSTERY CITY』収録曲でノリノリのロックンロールを展開した名曲だ。Ken Yokoyamaは原曲をひねらずに直球カバーで熱量高く仕上げている。
「太陽雨」(’18)/MONGOL800

結成20周年イヤーを迎え、全国47都道府県ツアー真っただ中のMONGOL800。そのツアー名は“GO ON AS YOU ARE Tour 2018”と付けられ、既にピンと来た人もいるかもしれないが、これは彼らの1stアルバム名から取られている。要するに当時はやらなかったツアーを20年越しでやろうという意味合いが込められているのだ。そのツアーと連動するかたちで4月から隔月で新曲を3曲連続配信しており、第一弾の「Endless summer」に続き、第二弾の「太陽雨」が6月8日に配信リリース! 一般的には“お天気雨”という表現を沖縄では“太陽雨”と言うそうだ。雨は沖縄の人々にとって恵みの象徴ということもあり、1stアルバムに通じる疾走感溢れるパンクサウンドに乗せ、聴き手の心を明るくする応援ソングになっている。
「Dong Chang Swag」(’18) /THE CHERRY COKE$

日本を代表するアイリッシュパンク6人組はここ数年メンバーチェンジが激しく、紆余曲折というよりも波瀾万丈という言葉を使いたくなるほど、バンド内部が固定しない日々が続いた。それでもライヴ活動を止めずに、前へ前へ突き進んでいく彼らに元気や勇気をもらったリスナーも多いことだろう。約3年半ぶりになる8thアルバム『THE ANSWER』は自らの音楽的原点であるアイリッシュパンクに回帰した大傑作で、この曲はタイトル通りにお酒を飲んでドンチャン騒ぎしたくなる高揚感に満ちあふれている。とはいえ、“悲しみも涙も連れて明日へ向かえ”という歌詞には苦難の道のりを乗り越えたバンドの説得力が宿り、曲を聴いているだけで全身に力が漲ってくる。
「ふぇすてぃばるまん」(’18) /BUZZ THE BEARS

曲名が片仮名ではなく、あえて平仮名にしているところは遊び心が効いている。この曲はフル作としては約5年振りになるニューアルバム『THE GREAT ORDINARY TIMES』に収録されているのだが、今作の中でも振り切れたお祭りナンバーと言っていい。サンバホイッスルにサンバ調のドラムもあり、合唱コーラスもてんこ盛りで観客と一体化して騒げる楽曲なのだ。もともと3ピースのメロディックを出発点にバラエティーに富む曲調を武器にしていた彼らだけれど、BUZZ THE BEARS流のパーティー感が詰まったこの曲は特にオススメしたい。
「Somewhere,Somehow」(’17) /Comeback Kid

最後はカナダ発の最強のハードコアバンドでエネルギーを充電してほしい。昨年出たフルアルバム『OUTSIDER』がとんでもなく素晴しく、聴いているだけで体中が火傷しそうな熱さが渦巻いている。これは聴いたら、ジメジメした気持ちも一瞬で吹っ飛ぶこでしょう。激越なテンションをキープしたまま、サビで一気に突き抜ける歌メロも最高だ。また未聴が方がいたら、今からでもぜひ聴いてほしい一曲であり、一枚(アルバム)だ。
TEXT:荒金良介
荒金良介 プロフィール:99年からフリーの音楽ライターとして執筆開始。愛読していた漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(登場人物に洋楽アーティスト名が使用されていたため)をきっかけに、いきなりレッド・ツェッペリンの音源を全作品揃える。それからハード・ロック/ヘヴィ・メタルにどっぷり浸かり、その後は洋邦問わずラウド、ミクスチャー、パンクなど、激しめの音楽を中心に仕事をしてます。趣味は偏ってますが(笑)、わりと何でも聴きます。


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