マキシ・プリースト、ソウルフルな歌声に心も体も揺れた東京公演をレポート

　「Close to You」や「Love Somebody」のヒットで知られるポップ・レゲエのパイオニア、マキシ・プリーストの東阪来日ツアーがスタート。その東京公演が、6月11日ビルボードライブ東京にて行われた。

　仰々しいSEと共に客席から登場したマキシは、お客さんと握手やハグ交わしながら、オープニングに「Caution」を披露。この日、東京はあいにくの雨模様だったが、そんなじめじめとした空気も吹き飛ばすマキシの晴れやかな歌声に、会場は開放的なムードに包まれた。

　イントロのシロフォンが印象的な「Wild World」など、常夏を感じさせるナンバー達で心地良い風を吹かせた後は、打って変わってしっとりとした雰囲気に。「Crazy Love」では、情緒たっぷりに歌い上げるマキシの姿に、先程まで踊り狂っていた観客達も体をゆったり揺らしながらその歌声に酔いしれていた。

　後半からは、アンソニー・ベネット(Vo.)が登場。マキシと共にハンドクラップやコール＆レスポンスでオーディエンスを引っ張りつつも、「好きなように楽しんでくれ！」と言わんばかりのフリーダムなパフォーマンスで、会場の温度をみるみる内に上げていく。マキシやバンドメンバーの楽しげな姿を見ていると、自然と体を揺らしたくなるのは、そういった自由な空気感がバンド全体から伝わってくるからなのだろう。

　ラストは、1990年の大ヒットシングル「Close to You」、そして日本ではお馴染みの「Love Somebody」で大団円。マキシは「どうもありがとうございました！」と日本語で挨拶をし、観客の熱い声援に応えながらステージを後にした。

　なおマキシは本日、ビルボードライブ大阪にて公演を開催。この機会に、一足早く夏を感じに来てはいかがだろうか。

◎公演情報
【マキシ・プリースト】
ビルボードライブ東京
2018年6月11日（月）※終了

ビルボードライブ大阪
2018年6月12日（火）
1st 開場17:30 開演18:30
2nd 開場20:30 開演21:30

詳細:http://www.billboard-live.com/