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フレデリック、DATS、Luby Sparksが気鋭のクリエイター陣とコラボ【LANDSCAPE】レポートが到着(写真30枚)

 スペースシャワーTV主催のイベント【LANDSCAPE–SHIBUYA 2018–LANDSCAPE】が、6月8日に東京・Shibuya WWW Xにて開催された。

 イベントのコンセプトは、“今ここにしかない” 音・街の姿・スタイルを、ストリート写真や映像、空間の演出で、2018年の記憶に刻みつけること。今回はフレデリック、DATS、Luby Sparksという際立つ個性を持った3バンドが、それぞれクリエイターとコラボレーションしたスペシャルなステージを披露した。

 トップバッターは新世代のシューゲイザーバンド・Luby Sparksだ。今回はバンドの全アートワークを手がけるharune.hがVJを務める特別編成。客電が落ちると、彼女の手がけたナードでガーリーな映像がバックスクリーンいっぱいに映し出される。そして、赤髪の新メンバー・Erika(Vo)やフェミニンなNatsuki(B,Vo)らが、映画の登場人物のようにステージに現れた。

 harune.hの映像に彩られたメンバーは、1stアルバム『Luby Sparks』から「Intro」「Sparks」「Thursday」「The Short Lived Girl」「Tangerine」をプレイ。彼女たちの奏でる美しいメロディと不安定でけたたましいフィードバックノイズから、若者にしか表現できない繊細さを感じることができた。さらに今回は、パーカッシブな新曲に加え、Mazzy Star「Look On Down From The Bridge」のカバーも披露。ラストは、明滅する照明とドラマチックな演奏が交差する激しいパフォーマンスを見せてくれた。

 2番手には、6月20日にメジャーデビューアルバム『Digital Analog Translation System』のリリースを控えるDATSが登場した。彼らは、舞台転換のBGMで流れていた四つ打ちのテクノのBPMに合わせて、1曲目のインストナンバー「Search」をスタートさせる。

 バックスクリーンには最新作のジャケットにフィーチャーされたバンドロゴが映し出された。そこに新鋭フォトグラファー・小林真梨子が撮影した渋谷の風景写真がコラージュされる。演出を担当したPARはDATSのビートに合わせて、いまの渋谷のさまざまな姿が見せていった。

 DATSのサウンドはクールだが、演奏やパフォーマンスはファンキーでダイナミックだ。「404」「Mobile」「Memory」「Dice」「Heart」はデペッシュ・モードやアンダーワールドを彷彿とさせる。ラストの「Message」ではメンバー全員がドラムを叩くという、派手なパフォーマンスで観客を圧倒した。

 トリを飾ったのは、個性的な実力派バンドのフレデリック。双子の兄弟である三原健司(Vo,G)と康司(B,Vo)、赤頭隆児(G)、高橋武(D)の4人は、登場するといきなり「KITAKU BEATS」「リリリピート」でタイトでファンキーな演奏を見せつけた。

 さらに三原健司の「本日はフレデリックとアートクリエイティブ集団・INTとのコラボレーションをお楽しみください」というMCとともに、CGを駆使した怒涛の演出がスタートする。INTは「ナイトステップ」で、音とCGオブジェクトが反応するシステムを駆使してステージを彩り、「パラレルロール」ではライブ映像にリアルタイムでエフェクト加工して見せた。

 INTの刺激的な演出に応えるようにフレデリックの演奏も熱を増していく。新曲「飄々とエモーション」ではレーザーに映える、バブリーなアクションで会場を沸かせた。さらに「オンリーワンダー」ではメンバーが燃えるアツいCG加工も。楽曲の世界観に没入できるこだわりの演出で、「TOGENKYO」まで一気に8曲を駆け抜けた。

 すると本編終了後にファンからアンコールを求める声援が巻き起こる。再びステージに上がったフレデリックは、本来プレイする予定ではなかったという「オドループ」でイベントを締めた。

 なお【LANDSCAPE】は、渋谷を舞台にした複合型音楽イベント【TOKYO MUSIC ODYSSEY 2018】の1つ。6月9日、10日には【JAPANESE THINGS】【SCRAMBLE 1、2、3】などのイベントが各ヴェニューで開催された。

Taxt=宮崎敬太
Photo=高田梓

◎公演情報
【LANDSCAPE–SHIBUYA 2018–LANDSCAPE】
2018年6月8日(金)
東京・渋谷WWW X

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