ニコラス・エドワーズ、毎年恒例のサマーコンサートで圧巻のパフォーマンスを披露

2017年6月26日 / 22:00

6月25日(日)@東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール (okmusic UP's)

ニコラス・エドワーズが6月25日(日)に東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて、毎年恒例となっているサマーコンサート『MOTION 2017 Summer Concert』を開催した。

4月から5月にかけては、全国6カ所9公演に及んだキャリア初のアコースティックライブツアー『ALIVE sessions:Acoustic Tour Spring29』を行なったニコラスは、『心待ちにしてたなんてもんじゃない。春のツアーから1ヶ月ちょい空きまして、寂しいなってずっと思ってました。たくさんの皆さんに会えて本当に嬉しく思っているので、その気持ちを音楽で伝えていきたいと思います』とあいさつ。満員の会場から大歓声が沸き起こる中、レゲエのビートを導入した「Freeze」やバンジョーが加わってカントリー風味が増した「モナリザ」、軽快なブギーファンク「W/W/W」などを新しいアレンジで披露。『いろんな好みがあるみなさんがきっと楽しんでいただけると思う』という言葉通り、あらゆる観衆を満足させる、多種多様なジャンルをミックスした、素晴らしいステージングをみせてくれた。

ライブの中盤では、先のアコースティックツアーを振り返り、『自分の中で新たな気づきが見えたので、今日はその雰囲気をちょっと味わってもらえたらと思います』と語り、アコースティックツアーで歌ってきた6曲をパフォーマンス。ウクレレを基調に「Over the Rainbow」(虹の彼方に/ジュディ・ガーランド)と「What a Wonderful World」(この素晴らしき世界/ルイ・アームストロングをメドレーでつなぎ、ディスコナンバー「VENUS」(ショッキング・ブルー)は、ニコラスがアメリカ公演の最後に歌った「Superstition」(迷信/ステーヴィー・ワンダー)とミックス。再び、エレキギターのカッティングで「VENUS」に戻りながらも、「Superstition」の印象的なホーンアレンジをかぶせた構成となっており、生演奏でDJミックスを聴いているような新鮮さな驚きがあった。さらにベートーヴェン「運命」をイントロに挿入したB’zの「Love Phantom」から、アカペラも飛び出したWANDSの「世界が終わるまでは」や玉置浩二の「メロディー」に加え、KREVAの「瞬間Speechless」もカバー。ついつい当たり前のように聞いてしまうが、アメリカ・オレゴン州で生まれ育ったニコラスが、日本語で、しかも速いパッセージのラップを流暢にフロウできるようになるまでには、人知れず努力をしていたのだろう。改めて、頭がさがる思いがする。

ここでニックは、ロンドンで起きた爆破テロ事件のための慈善コンサート『ワン・ラブ・マンチェスター』でアリアナ・グランデが「虹の彼方に」を歌ったことに触れ、『世界では僕にも理解できないことが起きている中で、この歌を歌うたびに、より一層強く、音楽の力を世の中に発信して、自分が生まれた時より少しでも、この世に愛が増していればいいなと思うので、どんどん音楽でみんなとつながって、共に明るい未来を築いていけたら思います』と話すと、会場からは大きな拍手が上がった。

続けて『来日してから7年。いろんな歌を唄ってきました。もっともっと世界に愛を、音楽を伝えていきたい』と意気込みを語り、アコースティックツアーの追加公演として、初の台湾公演が9月に決定したことを発表。不意打ちのニュースに場内からは割れんばかりの歓声が起こる中、『これからもみんなで1つになって、音楽で夢を力に変えていきたい』という思いをこめた「夢を力に」で文字通り、会場が一体となって右手を高々と掲げ、投げキッスを客席に贈り、ステージをあとにした。

アンコールでは、バンドが演奏するビートルズ「イン・マイ・ライフ」をバックに、『僕は今月、6月の13日で来日して7年が経ちました。人生の中で最も不安と葛藤があった7年だったんですけど、みんながいてくれて、一緒に人生の波に立ち向かってくれたおかげで、最高に幸せな7年間でした。これからも心からの音楽を届けていくので、ぜひ一緒によろしくお願いします』と、8年目に向けて、誓いを新たにしたニコラスの初のオリジナル曲「My First Love Song」を観客全員で大合唱したあと、秦基博の「朝が来る前に」のカバーを披露。この曲は、2010年6月13日、高校の卒業式の翌日に、日本で歌手になる決意を持って旅立った機内で聴き、涙を流したという思い出の曲。《もう後戻りはしないよ/振り向かないで僕はいくよ/現在のその先へと旅立とう》というフレーズに胸を打たれてからの7年の歩みを振り返った後、「She’s The Stranger」の作曲を手掛けたベーシストのIKUOがスペシャルゲストとし登場し、激しく重いロックナンバーを連発。最後は『僕の活動のバックボーンを物語った曲』だというEDM「Moonlight Carnival」で、派手に締めくくられた。

ニコラスは、自身の「Let’s Be Together」が、オープニング・テーマ曲となっている、近田ボビー(ボビー・オロゴン)監督作品第二作、映画『JAPAN LOVE』に警官役で出演。本作品は9月16日、新潟県長岡市で開催される『長岡映画祭』に出展が決定している。さらに今年の9月に初の台湾でのファンクラブツアー『ALIVE Sessions: A Night in Taipei Fanclub Tour』の開催が決定しており、今後の活躍からも目が離せない。
『ALIVE Sessions: A Night in Taipei Fanclub Tour』

■日程

出発日:9月22日(金)

帰国日:9月25日(月)

■渡航先

台湾(台北市)

■参加資格

申込及び開催の時点でファンクラブ会員であること

http://www.nicholas-edwards.jp


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