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Gacharic Spin WEB企画『いざ野音へ』- 第二回:Gacharic Spinとってのライヴ

Gacharic Spin WEB企画『いざ野音へ』 (okmusic UP's)

百戦錬磨のライヴバンドであるGacharic Spinが初の日比谷野外大音楽堂公演に挑む。前回はそんな野音へ向けての想いを語ってもらったが、今回はGacharic Spinとって、さらには自分自身にとってライヴはどういうものかを語ってもらった。その言葉の節々から彼女たちが“全力エンターテイメント”を掲げる意義も見えてくるはずだ。(パフォーマー3号ねんねは休養中のため欠席)
Gacharic Spinはライヴで完成する

──念願だった野音に立つGacharic Spinですが、Gacharic Spinにとってライヴとはどんなものですか? 1年の3分の1以上は軽くライヴをやっていますけど。
チョッパー
「自分たちが生きる場所だと思っています。もちろんテレビに出させてもらったり、雑誌とかに掲載してもらうのはすごく嬉しいことですけど、あくまでもGacharic Spinはライヴが資本だと思っています。なので、生きる場所だと。」
はな
「ないと絶対にダメなものだと思う。CDも発売したいし、いろんなことに挑戦もしたいんですけど、メインはライヴだっていう感覚がずっとありますね。自分たちが一番輝いて観える場所だと思うので。」
──それでいてお客さんを楽しませることを一番に考えていると思うのですが、CDを実演するだけじゃなくて、それプラスαを大事にしているというか、むしろαのほうが多いんじゃないかと。
チョッパー
「そうだと思います。Gacharic Spinはライヴで完成するので。やっぱりパフォーマーがいるっていうのは他のバンドとは違うところだから、CDを聴いて曲を覚えてライヴに来ても、“そんな観せ方があったのか!?”とか“そんなこともやっちゃうんだ!”みたいな突っ込みどころが満載なので、音楽とかバンドに興味がない人でも楽しんでもらえるステージが作れていると思うし、これからも作っていきたいと思っています。」
まい
「私、ライヴをやることで自分自身が変われたんですよ。いつも無口で喋る時の声も小さかったんですけど、大きくなったりとか。ライヴをすることによって新しい自分の一面が知れたなって。ステージに立って踊って、お客さんも一緒に踊ってくれる…それが一番嬉しいんです。コーラスで歌わせてもらっていますけど、やっぱりCDだけでは分からない部分がいっぱいあって…それは楽器チームのフォーメーションとかもそうだし。」
──そこがプラスαの部分ですしね。では、自分にとってライヴはどういうものになっていますか?
はな
「(挙手して)はい! ライヴの時にしか味わえない感覚ってあるじゃないですか。お客さんを楽しませることはもちろん考えているんですけど、ライヴ中に自分を研究するのがすごく楽しんですよ。リハ中にも研究はしてるけど、ライヴの緊張している状態で、しかもお客さんを前にして、リハと同じことができているかって言ったら、やっぱり人間なんでできてないと思うんですよ。でも、その中でもいかに楽しみつつ…逆にうまくいかない時でも、どう気持ちを上げていくかとか、どういう方法で回避するかとかを考えるのが楽しんです。普段とは違う精神状態の中での楽しみ方とか、楽しませ方とかを考えるのが楽しい。」
チョッパー
「私は前のバンドもすごくライヴをやっていたので、自分のスタイル…まぁ、“F チョッパー KOGA”って名前からしてちょっとおかしいんですけど(笑)、“F チョッパー KOGA”としてのスタイルが築けたのはライヴがあったからなので、まさに自分が生まれた場所ですね。これがライヴをあんまりやらないバンドだったら、今のスタイルは絶対になかったと思う。ベースを回すとか、首を痛めてもコルセットを付けてまでライヴをやるとか…それがスタイルっていうのもおかしいけど(笑)。」
オレオ
「首を何度痛めてもベースを回し続ける、そんなストイックな人はいない(笑)。」
──チョッパーさんが前のバンドでベースを弾いている姿も観ていましたけど、その時以上ですよね。
チョッパー
「そうなったのはこのメンバーとやっているからだと思うんですよ。仲間でもあるし、いい意味でお客さんの目線を奪い合う…前に出ないと目立てないし、“ここぞ”という時は引き立てないといけない。そういうことを考えるようになったのはGacharic Spinからですね。」
はな
「リーダーだしね。」
チョッパー
「おー!」
オレオ
「私も自分のスタイルができた場所かな。最初はキーボーディストとして入ったんで、面白いことをやろうとかは考えていなかったんですよ。でも、咄嗟に動いた時の動きが変で笑いが起こって…そういう突発的に生まれるものがたくさんあって、その中で“オレオレオナ”というものが見つかった場所ですね。」
──それがライヴを積み重ねるごとにエスカレートしていった?
オレオ
「エスカレートしすぎて、どうすればいいか分からなくなってるところはありますね。“どこまで許されるんだろう?”って(笑)。みんなから求められるものもどんどん大きくなっているから。そういうことを試行錯誤する場所でもありますね、ライヴは。」
まい
「私も今までは普通のダンスをやっていたので、こういう面白いことをするようになったのはGacharic Spinに入ってからなんですよ。だから、今までの自分だったらやってないようなことでも、全然平気でやっていたりとか…っていう部分では、私も成長できた場所ですね。新しい自分を見つけられたというか。“私、こんなことできるんだ!?”って。」
──例えば、そこで“これは無理”とか思ったりはなく?
まい
「最初は“やらなきゃ!”という気持ちのほうが強かったですね。」
チョッパー
「いつもギリギリだしね。“来週からツアーだから、それまでにこの新曲のパフォーマンスを考えて”って(笑)。」
まい
「うんうん。だから、“これをツアーまでにやらなきゃ!”という気持ちのほうが強かったというか…“これはやりたくない”というのはなかったですね。“これをやると自分が変われるんじゃないか”という想いがあったし。」
チョッパー
「最近思うんですけど、ある意味でGacharic Spinのダンスって新しい分野だなって。」
まい
「自分でもそう思います。いろんなアドバイスをもらうことで新しいものが生まれる…」
チョッパー
「ガチャガチャしたものになってるけどね(笑)。」
まい
「でも、それがGacharic Spinのオリジナリティーになっているんだなって思います。」
──TOMO-ZOさんは?
TOMO-ZO
「私の場合はこのバンドに入って、こういうキャラクターを…」
チョッパー
「キャラクター!?(笑)」
はな
「いやいや、もともと宇宙人なんだよね(笑)」
TOMO-ZO
「そうでした(笑)。このバンドはセンターに人がいないから、みんなが主役になれるんですよ。前までのバンドでは、私はいちギタリストでいいと思っていたんです。ヴォーカルを引き立てて、邪魔しないように演奏できればいいっていう。それがGacharic Spinに入って考え方が180度変わりましたね。自分も目立っていいっていうか、どんどん前に出ていかないと埋もれてしまう。」
──Gacharic Spinはむしろ一歩引いてしまうメンバーがいるとバンドの魅力も半減しますね。
TOMO-ZO
「なので、宇宙人でもこれだけ弾ける!っていうギャップを見せています(笑)。」
『Gacharic Spin Special Live ~2017 春〜 ライバー大宴祭』

6月24日(土) 東京・日比谷野外大音楽堂 

OPNE 16:45/START 17:30

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