エミネムが語源の単語がオックスフォード英語辞典に登録

　オックスフォード英語辞典（OED）に新たにエミネムの楽曲が語源とされる“stan”という単語が登録された。エミネムが2002年に発表した「スタン feat.ダイド」がそれだ。

　OEDによると、“stan”は名詞（特定の有名人に対する過剰な、または偏執的なファン）と動詞（特定の有名人に対し過剰な、または偏執的なファンとして振る舞うこと）両方で定義され、その語源として「21世紀初期：おそらく米ラッパーのエミネムが偏執的なファンについて書いた2000年の楽曲“Stan”から引用」と記載されている。名詞の例文には“rap god”という表現が使用されているが、これもエミネムが2013年に発表した楽曲のタイトルだ。“He has millions of stans who are obsessed with him and call him a rap god.”（「彼に執着し、彼のことをrap godと呼ぶ何百万人ものstansが彼にはいる。」）

　OEDにミュージシャンが発祥の単語が登録されたのはこれが初めてではない。以前にもカニエ・ウェストの“cray”（クレイジー）、ドレイクの“YOLO”（You only live onceの頭文字から、人生は一度きり）、そしてビヨンセの“Bootylicious”（セクシーな女性を形容する）などが加えられている。