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『美女と野獣』数々の名曲を手掛けてきた作曲家アラン・メンケンにインタビュー

 エマ・ワトソン主演の話題の映画『美女と野獣』が、2017年4月21日より遂に日本公開される。本作プロモーションのため、3月下旬に本作の作曲を担当したアラン・メンケンが来日したが、多忙の中、Billboard JAPANのインタビューに答えてくれた。

 アラン・メンケンといえば、『リトル・マーメイド』や『アラジン』、『ポカホンタス』といったディズニー名作映画の音楽を手掛けてきた名作曲家だ。1991年に公開されたアニメーション版『美女と野獣』の主題歌「美女と野獣」や「ひとりぼっちの晩餐会」も手掛けた彼の楽曲は、現在に至るまで、世界中で老若男女に愛されている。

 今回の実写化にあたって、既に最高峰と言われていたアニメーションの『美女と野獣』を越える音楽を作ることに不安はなかったか尋ねると、メンケンは「僕一人では出来なかったよ。アニメーションの時点で完璧な作品が出来たと思っていたんだ。今回の実写版の話が上がった時に、ビル・コンドン監督から、彼が目指す方向性を説明してくれたから、僕はチームの一員として頑張ったまでだよ」と当時の心境を語ってくれた。

 リメイクに関して、公開前から一部批判もあったが、その点については「最高のキャスティングだと思う。世間は色々批判するからね。僕にとってエマ・ワトソンは完璧なベルだ。彼女はミュージカル女優ではないが素晴らしい女優だよ」と一蹴している。また、劇中ではダン・スティーヴンス演じる野獣がベルを想う気持ちを表現したバラード曲「ひそかな夢」が披露されており、実写版オリジナル曲として同曲を手掛けたメンケンは、「あの曲は、ミュージカル『南太平洋』の「ほとんど私のもの(This Nearly Was Mine)」のような雰囲気を出したかったんだ。ダンは役者としても非常に才能があるから、どんな役もモノに出来る。ユニークな役柄だったと思うけど、見事に演じ切ったと思うよ」と、メインキャストの演技も太鼓判を押している。日本中が首を長くして待っていた本作の公開を前に、アニメーション版と実写キャスト版のサウンドトラックを聴いて、映画の世界に浸ってみてはいかが?

Text & Photo: Mariko Ikitake

◎『美女と野獣』予告編(主題歌PV)
https://youtu.be/6IgjlboP-4E

◎公開情報
映画『美女と野獣』
2017年4月21日(金)より全国ロードショー
監督:ビル・コンドン
出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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