ジェイ・Zが所有するアルマン・ド・ブリニャックから、850USドル（約9万円）の高級シャンパーニュが2017年4月18日（現地時間）に米国で発売される。
ブラン・ド・ノワール・アッサンブラージュ2（A2）と名付けられた新商品は、“最上級のピノ・ノワールを生産するシャンパーニュ村から収穫された特別なブドウを使用”しており、ビンテージ・トリオは“2008年、2009年、および2010年”であると公式サイトに記載されている。2,333本しか一般には出回らず、各ボトルにはナンバリングがされている。ペパーミントの特徴があるすっきりとした味わいだろうとブルームバーグが予想している。
「ジェイはとても優秀なビジネスマンで、消費者が何を求めているか理解することを好み、腰を据えて長続きするビジネスをを築こうとしている」と話す同社のCEOセバスチャン・ベッソンは、「彼が何かのお祝いの為に常に何本か手元に置いているのは確かだよ」と明かしている。
世界中のセレブ御用達のアルマン・ド・ブリニャックは、2014年よりジェイ・Zがオーナーになったことで、ヒップホップ界での人気にも拍車がかかった。同社は彼がオーナーになってから、750USドル（約8万円）のブラン・ド・ノワールA1を含む3種の新シャンパーニュを発売している。2015年にA1が発売された当初はボトルのユニークさとその値段に注目が集まったが、2016年の夏に『ファイン・シャンパン』誌が行なったブラインド・テイスティングでブラン・ド・ノワール部門の1位を獲得したことから、見掛け倒しではないことが証明され、世界を驚かせた。