ジョン・メイヤー、ニューALは元恋人のケイティにインスパイアされたと認める「僕が想う人は彼女以外にいない」

2017年3月24日 / 17:15

 ジョン・メイヤーが4年ぶりのニュー・アルバム『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』を2017年4月14日に発売する。

 『パラダイス・バレー』以来のフル・アルバムとなる新作から、既に4曲ずつ2部の“ウェイヴ”に分けて先行リリースしている彼だが、「スティル・フィール・ライク・ユア・マン」(まだ君の彼氏のような気分だ)、「ユーアー・ゴナ・リヴ・フォーエヴァー・イン・ミー」(君は僕の中でいつまでも生き続ける)、「ムーヴィング・オン・アンド・ゲッティング・オーヴァー」(諦めをつけて、乗り越える)など、未練を歌った曲が目につく。

 ニューヨーク・タイムズの最新インタビューに応じたメイヤーは、「僕が想う人は彼女以外にいないよ」と、これらの楽曲は別れた恋人のケイティ・ペリーを念頭に置いて書かれたものであるとあっさり認めている。特に、“君のシャンプーがまだ風呂場にあるんだ”や“君みたいな女性にはもう二度と出会えないといまだに思ってる”というような未練タラタラの歌詞が登場する「スティル・フィール・ライク・ユア・マン」に関しては、ケイティへの気持ちを歌っていると認めつつも、過去5、6年の間で唯一の真剣な恋愛だった彼女との思い出を形にしておきたかったのだと強調している。「あれが唯一の恋愛関係だったんだ。だから、これくらい許してくれよって感じかな」と内容への理解を求めた。

 公開されている8曲の全部が失恋ソングではないが、この3曲に関しては書いている最中に感情が抑えられず、「時に涙が出てきたりもするものだから、“OK、ジョン。これは単なる別離と復縁の繰り返しについての歌なんかじゃない。もっと深い意味があるんだ”と気付いたんだ」と明かす。

 2015年にケイティと別れてから、出会い系アプリを時々使ってみているものの、実際に誰かと会ってみることはあまりしないという。最近叔父になった彼は、自分もそろそろ結婚して身を固めたいと明かす。

 「それが最後の砦だよ、マジで」と言う彼だが、もうすぐ迎える40歳の誕生日については、「祝ってくれる誰かがいればいいんだけど」と独身で迎えるだろうと予想している。いつかはステージ袖で奥さんと赤ちゃんが自分を観ていてくれる日が来ることを彼は願っていて、またシングル向けの住居で暮らすことに慎重になっているという。「次は“僕たち”が買うよって言いたんだ」と言う彼は、「キャリアに関しては予定通りに進んでるけど、人生に関しては遅れちゃったな」と残念がった。

 『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』のように、現実に起きたことについて、弱さをさらけ出した音楽を書くことを恐れないとメイヤーは断言する。どんなテーマであれ、「僕のアルバムは、どの曲にも括弧の中に僕の名前だけが書かれている。それが大事なんだ」と話す作品には、等身大の彼のリアルな想いが詰まっている。

◎「Still Feel Like Your Man」音源
https://youtu.be/SmYa7pYHU00


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