家入レオ×大原櫻子×藤原さくら、同世代ビクター3人娘が一夜限りのスペシャルサプライズ!

2017年3月13日 / 14:00

3月12日(日)@パシフィコ横浜 国立大ホール(家入レオ×大原櫻子×藤原さくら) (okmusic UP's)

人気の女性3アーティストによるイベント『ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6 家入レオ × 大原櫻子 × 藤原さくら』が、3月12日(日)にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催された。

デビュー5周年を記念した初のベストアルバムをリリースたばかりの家入レオ(22)。初の日本武道館公演も成功させ、歌手としてだけでなく、今年は主演舞台が決定しているなど、女優としても活動する大原櫻子(21)。昨年の月9ドラマでヒロインを演じて話題となったシンガーソングライター、藤原さくら(21)。この同世代かつ人気の女性3アーティストによる『ビクターロック祭り 番外編 IchigoIchie Join 6 家入レオ × 大原櫻子 × 藤原さくら』。

3人とも同じレコード会社に所属し、それぞれのライヴにも足を運ぶなど、プライベートでも親交の深い3アーティストでありながら、ステージ上で一同に会するのはこのイベントが初。そもそもこの3アーティストの親交は、家入レオのライヴをファンであった大原櫻子がメジャーデビュー直後の2014年に観覧し、挨拶したことに始まり、翌2015年秋には一足早く2人によるジョイントコンサート(同ロック祭り番外編)が実現。その後、同年にメジャーデビューした藤原さくらのライヴへ、家入レオと大原櫻子が一緒に足を運び、ライヴ後の楽屋で揃って会話したのが今に至る3人の交友のきっかけだ。大原櫻子は家入レオのファンで、藤原さくらと家入レオは同じ福岡出身、しかもデビュー前の藤原さくらのライブを大原櫻子が観ていたという偶然も重なって、友情だけでなくお互いの活動を尊重し合う関係にもなっている。

そんな3人がライヴに向けて“この日しか出来ない特別なことが出来たら”と事前にコメントしていた通り、まさにこの日だけ(!?)の3人共演によるスペシャルサプライズをパシフィコ横浜に集まった4,000人の観客の前で披露した。

トップバッターを飾ったのは、藤原さくら。ライヴはフジテレビ系月9ドラマ主題歌の「Soup」で幕を開けた。藤原の脇を固めるのは、これまでにもアルバムのプロデュースとして参加、現在は活動休止中のバンドプロジェクトOvallから、ドラムのmabanua、ギターの関口シンゴ、ベースのShingo Suzuki。そして、キーボードには村岡夏彦というおなじみのメンバーだ。“トップバッターで緊張しますが、今日はよろしくお願いします!”と意気込み、家入や大原と仲良くなった経緯を話し、さらに“こうやって3人でライブが出来てうれしいです”と抱負を語った。

続く楽曲も自身が出演したドラマの挿入歌となっていたバラード「好きよ 好きよ 好きよ」。同曲をしっとりと聴かせ、さらにアグレッシブなギターカッティングで始まる「Cigarette butts」を披露。そして、3月29日にリリースする2ndシングル「Someday/春の歌」の新曲2曲も演奏した。“久しぶりに自分で書いた曲を世に出します。去年の今頃はドラマ撮影があったり、(そのドラマで必要な)バイクの免許とったりしてたんですけど、そのドラマをきっかけにいろんな出会いがあり、さらに自分のおばあちゃんに、亡くなったおじいちゃんとの馴れ初めを聞いたことがきっかけで、大切な人との出逢いって、偶然じゃなくて必然なんだって、自分が大切な人に出逢ったら、そう思うようになるのかな…と、出逢いについていろいろ考えながら作った曲です”と、シンガーソングライターとしての藤原さくら自身の作詞・作曲による新曲「Someday」と、シンガーとしての天性のスモーキーボイスが冴える、スピッツの永遠の名曲「春の歌」(映画『3月のライオン』後編主題歌)のカバーを聴かせ、最後は1stアルバム『good morning』収録のリードトラック「「かわいい」」で本編を締めくくった。

続いて、大原櫻子がステージへ。「ステップ」からライヴはスタートし、ライヴ初披露となる映画『チア☆ダン』挿入歌「青い季節」と、アップテンポなナンバーで一気にオーディエンスを熱くしていく。“みなさんこんにちは! 大原櫻子です! ビクターロック祭り、盛り上がってますか!? 今日は家入レオちゃん、藤原さくらちゃんと一緒に、このイベント、盛り上げていきたいなと思っています。三者三様、一人一人が個性的な3人なので、それぞれの色を楽しんでもらえたらなと思っています! 私のライヴが初めてという方も、もし知っている曲があったら一緒に歌ってもらえたら嬉しいです”と意気込み、「大好き」「サイン」を披露。

“実は私もライブをするのが武道館以来約半年ぶりなんです! そんな緊張するライブを、今日は家入レオちゃんと藤原さくらちゃんと一緒に出来るということで…。前に3人でカフェに行った時に、いつか一緒に歌えたらいいねって話していたことがこうして実現出来て、本当に嬉しいです”と本日のイベント開催への想いを語り、“次の曲も新曲で、映画「チア☆ダン」の主題歌になっている曲です。季節は春ですね。私の好きな季節の一つです。卒業シーズンにもぴったりの曲ですが、大人の方が聴いても、学生の頃の、好きなことを追いかける純粋な心を思い出して頂けると思うので、ぜひお聴きください”とMCを挟み、3月8日に発売された映画『チア☆ダン』主題歌のニューシングル表題曲「ひらり」を歌い上げ、観客を魅了した。「明日も」「踊ろう」では会場全員が歌って踊り、本編最大の盛り上がりを見せた。

最後に家入レオが登場。「僕たちの未来」「太陽の女神」と続けざまにドラマ主題歌2曲を歌い上げると、“皆さんこんばんは! 家入レオです! ビクターロック祭り、楽しんでますか? みんながさくらぽんとか、らこちゃんのライブを観てる時の笑顔を見て、私も幸せな気持ちになりました。櫻子ちゃんも言ってたように、三者三様の3人なんですけど、それぞれの音楽を刺激し合いながら、大好きだって言い合いながら、こうして音楽を届けられる場があるというのは、本当に今日ここへ来てくださってる皆さんのおかげだなと思います”と語る。

そして、“ここからはしっとりした曲をお届けしたいなと思います。櫻子ちゃんともさくらちゃんとも、コラボしたことがある楽曲なので、聴いたことがある人もいるかなと思います。学生時代は、友達と会った時、別れ際に「またね、バイバイ」って言って別れてたのが、大人になると、次会う頻度とか距離がどんどん離れて行ってしまうかもしれないけど、私の心の中にはいつも君の場所があるよって言いたくて、作った曲です”と話し、「君がくれた夏」のイントロが流れる。会場からは大きな拍手が起こる中、同曲を切なくもしっとりと歌い上げた。その後も、先日リリースとなった初のベストアルバム『5th Anniversary Best』にも収録されている「Shine」「サブリナ」などで会場を盛り上げ、観客のボルテージが最高潮のまま、家入のパフォーマンスは終了した。

その後、観客からの盛大な拍手を受け、3人がステージに登場。“アンコールありがとうございます! 3人でステージに立ってることが不思議な感じです。皆さんと一緒に素敵なライブが出来て、本当に嬉しいね”、“3人で曲作れたらなって話になったんですよ。別にビクターの人に言われたわけじゃなくて、むしろ秘密で作ってたの。スタジオの手配とか全部櫻子ちゃんがやってくれたの!”、“櫻子ちゃんとさくらちゃんが詞を書いて、さくらちゃんが作った曲があるんですよ。それをここで初披露したいと思います!”というMCを挟み、藤原さくら作曲、大原櫻子共作詞の新曲「僕らは」を披露。大原のアカペラ歌唱から藤原さくらのギターに合わせ、3人のコーラスが際立つバラードであり、初めて聞く新曲にも関わらず、会場からは自然に手拍子が沸いた。

そして、家入レオバンドが登場し、“もう一曲、この日のために、ポップな曲を櫻子ちゃんとさくらちゃんが歌ってくれたらいいなぁと思って作りました!”と、家入が2人に歌ってほしいという思いから作詞・作曲したエピソードを披露。“サビの部分とかすぐ覚えられるから、もしよかったら一緒に歌ってみてください!”と話し、「こいのうた」を披露。チケットソールドアウトのパシフィコ横浜に集まった4,000人の観客を魅了し、一夜限りのビクター3人娘の超貴重な豪華ライヴは無事終了した。

【セットリスト】

■藤原さくら

01.Soup

02.BABY

03.好きよ 好きよ 好きよ

04.Cigarette butts

05.Someday

06.春の歌

07.「かわいい」

■大原櫻子

01.ステップ

02.青い季節

03.大好き

04.サイン

05.ひらり

06.明日も

07.踊ろう

■家入レオ

01.僕たちの未来

02.太陽の女神

03.君がくれた夏

04.Silly

05.Shine

06.Hello To The World

07.サブリナ

08.それぞれの明日へ

■家入レオ×大原櫻子×藤原さくら

EN1.僕らは

EN2.こいのうた

photo by 田中聖太郎


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