【ビルボード】ドゥダメル&ウィーン・フィルとチョン・キョンファが同率1位

　今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsはチョン・キョンファの『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)』と、グスターボ・ドゥダメルが指揮に立ったウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2017』の2作が同ポイントで首位を獲得した。

　『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)』は、チョン・キョンファが実に15年ぶりにスタジオ録音に復帰した第一弾だ。2017年1月にサントリーホールにて来日公演を行っており、その影響とみられる。そして先週に引き続き首位となったグスターボ・ドゥダメルとウィーン・フィルの『ニューイヤー・コンサート2017』。「美しく青きドナウ」など定番曲に加えて、「女帝マリア・テレジア生誕300年」などの記念イヤー曲やドゥダメルのパーソナリティに相応しい曲などの観点から選曲。ニューイヤー・コンサートの人気に加え、ドゥダメルの人気振りをうかがわせるチャートインだ。

　そして3位にはマウリツィオ・ポリーニの最新録音、『幻想ポロネーズ、舟歌～ショパン後期作品集』がチャートイン。ショパンがサンドとの破局を迎えた1845年から1847年に作曲された晩年の作品が集められている。text:yokano

1位『ニューイヤー・コンサート2017』グスターボ・ドゥダメル
1位『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲) 』チョン・キョンファ
3位『幻想ポロネーズ、舟歌～ショパン後期作品集』マウリツィオ・ポリーニ
4位『ショパン:ピアノ協奏曲第1番、バラード集』チョ・ソンジン
5位『バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲) 』ヘンリク・シェリング
6位『月の光』冨田勲
7位『0歳からの育脳クラシック』
8位『すぎやまこういち交響組曲ドラゴンクエストI～VII』すぎやまこういち,ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
9位『感動のショパン・コンクール・ライヴ2015』チョ・ソンジン
10位『100曲クラシックベストが10枚3000円』