ザ・ビーチ・ボーイズの名盤『ペット・サウンズ』の50周年記念の締めくくりとして、米ケーブルTV局ショータイムがこのアルバムのメイキングを追ったドキュメンタリー番組を2017年4月に放送する。
『ザ・ビーチ・ボーイズ：メイキング・ペット・サウンズ』と題されたこのドキュメンタリーは、アルバム制作の中心人物だったブライアン・ウィルソンはもちろんのこと、マイク・ラヴ、アル・ジャーディン、ブルース・ジョンストン、デヴィッド・マークスらザ・ビーチ・ボーイズのメンバーへのインタビューから構成され、困難続きだったレコーディングの様子を掘り下げる。
メンバーへのインタビューの他に、当時の記録映像やレコーディングのレアな未公開音源も盛り込まれたこのドキュメンタリーは、以前英BBCで放送されたもののタイトルを変更し、未公開映像を足したものとなる。
1966年5月16日にリリースされた『ペット・サウンズ』には「素敵じゃないか/Wouldn’t It Be Nice」や「神のみぞ知る/God Only Knows」などの大ヒット曲が収録されている。
キャピトル・レコードは、2016年6月に『ペット・サウンズ』の50周年記念盤を、CD4枚とブルーレイがセットになったオーディオ・コレクターズ・エディションを含む複数の形態で発売した。一方、ブライアン・ウィルソンは【ペット・サウンズ：ザ・ファイナル・パフォーマンス・ツアー】を2017年も継続中で、5月26日と27日にはロサンゼルス、8月1日にはロンドンでの公演が予定されている。
ショータイムは、2004年にもデヴィッド・リーフ監督の『ビューティフル・ドリーマー：ブライアン・ウィルソンと「スマイル」の物語』と題されたドキュメンタリーを放送している。これは、ザ・ビーチ・ボーイズが1967年に発表する予定だったが頓挫し、2004年にウィルソンがリリースしたアルバム『スマイル』の軌跡を辿ったドキュメンタリーだった。