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今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsの第1位には、毎年元旦に行われるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート盤から『ニューイヤー・コンサート2017』がチャートインした。2017年は、ベネズエラ出身で鳥飛ぶ落とす勢いのグスターボ・ドゥダメルが指揮に立った。「美しく青きドナウ」など定番曲に加えて、「女帝マリア・テレジア生誕300年」などの記念イヤー曲やドゥダメルのパーソナリティに相応しい曲などの観点から選曲。珍しくウィーン楽友協会合唱団が共演するなど、聴き所の多いアルバムとなっている。
今週は2位、3位、18位に辻井伸行のアルバムが一挙チャートインした。年末年始にドキュメンタリー番組が放送され、1月はじめから開催していた日本ツアー「バッハ・モーツァルト・ベートーヴェン」が影響したと思われる。3月にもツアー後半戦が待ち構えており、今年もチャートを賑わせるアーティストになりそうだ。
ニューリリースからは堀米ゆず子『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲』SACDハイブリッド盤が9位にチャートイン。ブルッフは2015年のサントリーホールでのラザレフ&日本フィルとのライヴの新録音、ブラームスは2013年プラハでのチェコ・フィルとのセッション録音の再収録となっている。text:yokano
◎【Billboard JAPAN Top Classical Albums】トップ10
1位『ニューイヤー・コンサート2017』グスターボ・ドゥダメル
2位『ショパン:エチュード&バラード』辻井伸行
3位『THE BEST』辻井伸行
4位『0歳からの育脳クラシック』
5位『アヴェ・マリア』スラヴァ
6位『BEST OF THE THREE VIOLINISTS』葉加瀬太郎,高嶋ちさ子,古澤巌
7位『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番バガニーニの主題による狂詩曲』反田恭平
8位『月の光』冨田勲
9位『ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番,ブラームス:ヴァイオリン協奏曲』堀米ゆず子
10位『N響90周年記念シリーズ~日本人指揮者篇2:尾高忠明II』尾高忠明
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