ハロウィン・パーティーのBGMにもってこいのロックチューン5曲

2016年10月31日 / 18:00

「This Is Halloween」(’06)/ Marilyn Manson (okmusic UP's)

今日は10月31日、ハロウィンですね。もともとは古代ケルト人が起源と考えられている祭のことで、元来は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教に関連した習わしだったものがいつしか民間のイベントとして定着し、日本でも大規模な川崎のハロウィーンパレードなどが開催され、すっかりお馴染みになりました。そこで今回はハロウィン気分を盛り上げてくれる「ハロウィン・パーティーのBGMにもってこいのロックチューン5曲」をご紹介します。

1.「This Is Halloween」(’06)/ Marilyn Manson
このオリジナルはDanny Elfmanm作曲によるもので、1993年10月にWalt Disneyレーベルより、ミュージカル・アニメーション映画『The Nightmare Before Christmas』としてリリースされました。それから13年後の2006年、原案・原作を手がけたティム・バートンが再びこの作品をデジタル3D化して『The Nightmare Before Christmas 3-D』として発表したのでした。当時は大きな話題となりました。その劇中に使用されたのがマリリン・マンソンがカバーした「This Is Halloween」でした。映画のサウンドトラックとカバーアルバムに収録されています。軽快なリズム、それでいてホラー感が満載のオープニングが印象的な映画も公開されてから10年も経つんですね。ホームパーティーなどで久しぶりに映画と音を同時に楽しむのもいいかもしれませんね!

2.「Pet Sematary」(’89)/The Ramones
こちらも映画『Pet Sematary』と深い関係のある楽曲です。同タイトルの映画の原作者であるスティーブン・キングの大のお気に入りのバンド、それがラモーンズでした。キングは、この映画においてラモーンズの楽曲から2曲をフューチャーしており、1曲は「Sheena Is a Punk Rocker」、そしてもう1曲がこの「Pet Sematary」でした。この映画のために特別に書き下ろされたこの曲は、映画のヒットとともにラモーンズ史上最高となるビルボードのモダン・ロック・トラック・リストのチャート4位を記録した作品でもあります。こちらもパーティーでのワンクッションとして、または心理的に追い詰められたいあなたには持ってこいな映画ですが、音楽自体はあまりにもキャッチー。怖さはまったく感じません。

3.「Boris the Spider」(’67)/The Who
ハロウィンと言えば蜘蛛! 低音で歌うベーシスト、ジョン・エントウィッスルのヴォーカルとベース音が耳に残る、怪しさと毒々しさが漂った遊び心のある「ボリスのくも野郎」は、1967年にリリースされた『A Quick One』に収録されています。他の曲同様2分半ほどのこの短い曲はジョンの初作曲作品でもあり、ライヴの代表曲でもありましたが、アメリカやイギリスにおいてシングルカットはされず、日本でのみ「Whiskey Man」のB面としてシングルリリースされました。ローリング・ストーンズのベーシスト、ビル・ワイマンと飲みながら動物に名前を付けて遊んでいた時に出てきた中のひとつだそうで、あのジミヘンのお気に入りでもあったと後にギターのピートが語っています。

4.「Welcome to My Nightmare」(’75)/Alice Cooper
こちらはアメリカのハードロック界の重鎮であり、映画『エルム街の悪夢』シリーズにも出演したアリス・クーパーによるもの。バンドとしてのアリス・クーパー解散後、初のソロアルバムとして発表され、このアルバムを引っ提げてのツアーは全盛期のライヴとして語り継がれています。スティーブンという子供が悪夢の中を旅するというコンセプトを基に作られたアルバムで、邦題は「悪夢へようこそ」。その表題曲であるこの曲には、映画『13日の金曜日』のジェイソンや『エルム街の悪夢』のフレディなどが襲いかかってくる演出が取り入れられるなど、演劇的な要素も多く見られ、ハロウィンにぴったりのホラーソングと言えるでしょう。

5.「Highway to Hell」(’79)/AC/DC
1979年に発売された同タイトルのアルバムのオープニングを飾るこの曲は、同年シングルとしてもリリースされました。ドイツのシングルチャートでは、発売後19週目にして30位になったのが最高位と振るわなかったにもかかわらず、45週もランクインし続けた曲です。この楽曲を発表して半年後に友人の車の中で遺体となって発見された作者でありリードヴォーカルであったボン・スコットは、一度も成功を味わうことなく旅立ってしまったのでした。この曲は3枚のライヴ盤にも収録され、マリリン・マンソンやマルーン5、ビリー・ジョエルなどの多くのミュージシャンにライヴ等でカバーされています。痛快なメロディーがハロウィン・パーティーを一層盛り上げてくれることでしょう。


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