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2016年初となる、カルヴィン・ハリスの新曲「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」が、米ビルボード・ソング・チャートで初登場9位にデビューし、UKやオーストラリアでは2位まで浮上、アイルランドでは先立って首位に到達する大ヒットを記録している。
この曲は、今年2月から9週の全米No.1をマークした、「ワーク」の大ヒットが記憶に新しい、女王リアーナをゲストに迎え、その「ワーク」や、ジャスティン・ビーバーの大ヒット曲「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」でもおなじみの、トロピカル・ハウスをベースにしたキャッチ―なナンバー。ドライブやクラブ、夏のフェスでも盛り上がりそうな1曲だ。
カルヴィン・ハリスとリアーナによるタッグは、2011年の秋以来、4年半ぶり。10週の全米No.1をマークした、「ウィ・ファウンド・ラヴ」に続く2曲目で、ブランクを感じさせない相性の良さをみせている。実はこの曲、リアーナの最新作『アンチ』に収録される予定だったとのウワサも…?
というのも、カルヴィンはリアーナのアルバム制作にむけて、何曲か楽曲を提供したというのだ。しかし、アルバムをお聴きいただいた方はお解りのように、ズッシリ重たいR&Bサウンドが満載の『アンチ』と、カルヴィンのデジタリーなサウンドがマッチしなかった…ということが、起用されなかった要因かと思われる。
とはいえ、カルヴィンには自分の名前を世界に広めてくれた恩もあり、リアーナにとっても、自身最大のヒット曲「ウィ・ファウンド・ラヴ」を提供してくれたこともあるので、両者の間で不仲になるような問題が生じたわけではない。しいて言えば、親友ケイティ・ペリーをディスった、カルヴィンの彼女、テイラー・スウィフトとの確執だろうか。しばらくタッグを組まなかったのも、それが原因…?
何はともあれ、2人のコラボが再び実現したのは、ファンにとって嬉しいこと。全米チャートでは、一旦TOP10圏外にダウンしたが、また再び息を吹き返している。公式ビデオもおそらく制作中ということで、完成すれば一気にチャートを上昇、「ウィ・ファウンド・ラヴ」以来の首位獲得も期待できるかもしれない。この夏は、カルヴィンの「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」が、世界中のフロアでかかりまくるだろう。
Text: 本家 一成
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