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朝早く会社に着いたら、まだ独り。始業時間までに聴きたい曲

星野源「SUN」のジャケット写真 (okmusic UP's)

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
「朝早く会社に着いたら、まだ独り。始業時間までに聴きたい曲」をテーマに選びました。早起してオフィスに行ったら一番乗り!朝の光が差し込む静かなオフィスで聴きたい5曲をどうぞ。

1.「SUN」/星野源
https://www.youtube.com/watch?v=7gcCRAl58u4
“今日もバタバタして、気が付いたら夜になるんだろうな・・・”と、忙しさを予想してちょっと嫌な気持ちになりそうな時に聴きたいのが、この曲。星野源の8枚目のシングル「SUN」です。ファンクの雰囲気が漂う曲は、聴いていて自然と体がリズムに乗ります。星野源のゆるやかな歌声が肩の力を抜いてくれて、聴き進めるとどんどん楽しくなってきます。席でメールチェックをしたり、作成途中の資料を見直してみたり、朝の準備時間を楽しく彩ってくれます。

(選曲・文/石井由紀子)

2.「君は天然色」/大滝詠一
まだ誰も来ていないオフィスに一番乗り。こういう早く出社出来た日は、大抵の場合、目覚めも良いというもの。そんな爽やかな1日の始まりをイメージして、今回は選んでみました。

名盤『A LONG VACATION』の1曲目に収録されている、大滝詠一「君は天然色」。3連符を刻むキーボードのリズムが、朝の爽やかさを体現しています。特に、シングルVer.に収録されていない、本編が始まる前の15秒が最も朝の風景にピッタリです。オーケストラが開始する前の音合わせのように、ピアノの“ラの音”に合わせて各パートが静かに鳴り、ドラムスティックでリズムを刻み始めてから、この曲の本編・イントロが始まります。本編のイントロが始まる前と始まった後が、なんだかオフィスに人が入って来る前と後のような、静と動を表しているように感じます。

この雰囲気を体感するには、是非オリジナルアルバムで楽しんで頂きたいと思います。

(選曲・文/Kersee)

3.「360°(ぜんほうい)サラウンド」/安藤裕子
https://www.youtube.com/watch?v=zDtETW9Tp7w
スキマスイッチが書き下ろした、安藤裕子の新アルバム収録曲。スキマスイッチらしさが感じられる、前向きで心が弾むピアノサウンドに、安藤裕子の柔らかな歌声がマッチして、気持ち良い曲です。水しぶきやキラキラとした光など夏をイメージした曲ですが、光の粒の眩しさは朝の景色にも共通するものがあるように思います。

高層ビルの窓から差し込む光の美しさ、遠くの景色を一望できる気持ち良さなど、案外オフィスからの風景も感動的なものです。いつもは忙しすぎて気付けなかった風景を楽しみながら、ゆっくりと朝の準備をする時に似合う曲です。

(選曲・文/石井由紀子)

4.「Takin’ It to the Streets」/ DOOBIE BROTHERS
「Takin’ It to the Streets」はEAGLESらと並び称されるアメリカン・ロックの)代名詞、DOOBIE BROTHERSの人気曲のひとつ。

この曲が収録された1976年発表の同名のアルバムでは、それまでバンドの魅力の中核であったトム・ジョンストンのワイルドでロック然とした個性から、元STEELY DAN(スティーリー・ダン)のツアー・メンバーで新加入のマイケル・マクドナルドらによる洗練された都会的なAORへと音楽性が移行。彼らのキャリアの分岐点であり、これはその移行期を代表する名曲です。

序盤からソウルフルなマクドナルドのヴォーカルが落ち着いた「オトナ」の風情を感じさせつつも、徐々に躍動感を増すリズムとゴスペル的なコーラスが、「さあ、今日も頑張りますか!」と、とてもスムーズに「やる気スイッチ」をONにしてくれます。

(選曲・文/伊藤威明)

5.「Start Me Up」/The Rolling Stones
https://www.youtube.com/watch?v=SGyOaCXr8Lw
イントロのギター音が、弾んだ気持ちにさせてくれる、The Rolling Stonesの代表曲。“Start me up”を日本語訳すると、“始めさせてくれ”と言った感じになります。オフィスに一番乗りするという、やる気に満ち溢れている状態でこの曲を聴けば、気持ちも更に高まりそうです。まだ誰もいないオフィスで、ミック・ジャガーのように軽妙なステップを踏みながら歌っていたらちょっと楽しいかも。何の変哲もないオフィスが、ひとりで楽しむ朝活の場に早変わりしてくれるような曲です。

(選曲・文/石井由紀子)

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