アデルのニューアルバム『25』の全米売り上げがついに300万枚を超えた事が明らかになった。ニールセン・ミュージックが発表した。ウィークリー調査締め日まで、まだ1日とわずかを残した段階にて、不可能としか思えない偉業を成し遂げ、イン・シンクが保持していた週間最高記録を塗り替えている。
また、『25』が打ち破ったのはイン・シンクだけではなかったようだ。本国イギリスにおいてはオアシスの初週セールス記録を正式に破り、最速売り上げ記録を打ち立てたという。英オフィシャル・チャート・カンパニーが伝えている。
11月26日の時点で『25』は73万7,000枚を売り上げており、イギリスを代表するロック・バンド、オアシスが1997年の『ビィ・ヒア・ナウ』で打ち立てた初週セールス記録69万6,000枚を超えたのだ。なお、『ビィ・ヒア・ナウ』のリリース日は木曜で、ウィークリー・セールス調査締め日までのわずか3日間で同記録を打ち立てていたことになる。ちなみに7日間で集計したセールス数は81万3,000枚だったそうだ。
なお、アデルによる新記録樹立についてイン・シンクのメンバーに訊いてみたところ、ジョーイ・ファトーンは「そのアルバム買っちゃったよ」と認めている一方、ランス・バスはツイッターで自分たちの記録に“バイ・バイ・バイ”とコメント。また、JC・シャゼイもアデルの成功に拍手を贈っており、米ビルボードに対し「記録というものは破られるものさ。僕らが他の誰よりも勝る週間セールスを記録したと知った時は嬉しかったよ。それにしても、新しい世代も音楽に対して情熱的であり続けていると分かってよかった。アデルは今の音楽にもエモーションと芸術性が健在であることを証明しているね」と語っている。