FUZZY CONTROL、熱狂のラストライヴでサプライズ発表

2015年6月22日 / 14:00

6月21日(日) @新宿ReNY (okmusic UP's)

6月21日新宿ReNYにてFUZZY CONTROLワンマンライヴ『ファジコン12年…行ってこい!LIVE〜また会おう〜』が行われた。

この日はFUZZY CONTROL12年目のデビュー記念日。例年アニバーサリーライヴで盛り上がったライヴのレポートになるのだが、今年4月、FUZZY CONTROLは当面のバンド活動の休止を宣言。休止前のラストライヴというだけあって会場の盛り上がりは想像を遥かに越えるものだった。

会場は大型サイリウムの光で埋め尽くされ、JUON(Vo&Gt)、SATOKO(Dr&Vo)、JOE(Ba&Vo)の登場とともに大歓声があがる。その熱に呼応するように6thアルバム『ROCKS』のオープニング曲「ROCKS」、「Burnie」「wise」とたたみかけるような渾身のプレイで客席を圧倒する3人。この音を3人だけで出しているという奇跡に感動した12年前と何も変わることなく、全身全霊で音を出し、魂をぶつけてくる姿にただでさえ熱気でむせ返りそうだった会場もあっという間にリミッターを超えボルテージがあがっていく。

「今日は少し懐かしい曲も持ってきました」とJUON。2ndアルバムから『Reflection』、4thシングル「i’LL get the freedom」、そして4thアルバムから『blue』など“聞きたかった!”という声が多い楽曲もセットリストに存分盛り込まれ、イントロが流れるたびに客席からは歓声が上がった。12年という時間のなかで、あるひと時でもFUZZY CONTROLと共に過ごし、彼らの楽曲を聴いてきたファンにとってもそれぞれの楽曲に思い入れがある。その時の記憶が蘇っているのか、さっきまで汗だくで飛び跳ねていたファンがステージをじっと見つめ涙している姿もあった。

「とことん音楽と向き合い、思うままに音楽の可能性を追及すること。」現状に甘んじてしまいそうになる自分たちを打破することが今のFUZZY CONTROLにとって最善だと彼らが選択をするのに時間はかからなかったに違いない。ただ、活動休止を宣言するかどうか彼らはギリギリまで悩んでいた。

“生き様を見せるのがロック”、そう言った人がいる。デビューした時JUONは18歳、SATOKOは20歳、JOEは21歳だった。それから12年。自分たちが選んだ道をひたすら突っ走ってきた3人がここから先、さらに全力で走っていくために敢えて険しい山を登ることを高らかに宣言した。そして必ず帰ってくるから、その時また同じ笑顔でまた会おうと約束をした彼らは今日この場に新曲『Love You Back』を用意し、今の想いを全てこの曲に託した。

“See You Later”また会おう。

“最後の曲はこの曲にしようと決めていた”という「The way you decide」まで全23曲。会場に集まった800人、そして同日生中継されたニコニコ生放送での8万8000人以上の視聴者とともまさに完全燃焼という言葉にふさわしい2時間半となった。これからは3人それぞれソロ活動に専念する。

今日、この日からの3人の活躍に期待し、再びFUZZY CONTROLとして3人のライブが見れる日を楽しみに待ちたい。

※新曲『Love You Back』は当日よりiTunes、レコチョク、Amazon Music等国内主要サイトで配信される。

文・金丸優子

【セットリスト】

01.ROCKS

02.Burnie

03.”wise”

04.Lyrics

05.唯一こんな自分が行くべき場所へ

06.Reflection

07.i’LL get the freedom

08.blue

09.this word

10.インドア風チキン

11.1℃ (イチド)

12.cookie in a jah

13.空は見てる 僕は唄う

14.latest

15.DON’T NEVER STOP

16.SWEET RAIN SWEET HOME

17.モナリザ

18.figure out

19.What are u waiting for?

-アンコール-

20.Love You Back(※新曲)

21.little girl

22.later

23.The way you decide

配信シングル「Love You Back」
2015年6月21日発売

DCTR-10021/¥250〜

<LINER NOTES>

既報の通り2015年6月21日の東京・新宿ReNYでのライヴを持って、12年間に及ぶバンド活動の休止を発表したFUZZY CONTROL。デビューから現在に至るその活動は、Hard Rock、Mixture、Funk、Punk等、その時彼らが影響を受けた音楽の変遷と共に、サウンドをダイナミックに変化させながら駆け抜けた12年間でもあった。バンドが12年間存在するというのは、昨今のマーケット事情から考えると簡単なことではない。

元来、JUON、SATOKO、JOEというメンバー3 人それぞれの音楽性、価値観、人生観等は大きく異なっており、その意味においても12年間の長きに渡る活動は奇跡的である。 彼らの個性と個性のぶつかり合いは、バンドを空中分解させる方向ではなく、必ず解決の方向へと作用していく。彼らが現場で音楽制作に向き合い始めると、それぞれがバンドとして今何を成すべきか、どこを目指すべきなのかが、自然に収斂されてひとつになっていく。このことが12年間にも及ぶ活動を続けてこられた要因であると同時に、彼らなりの将来を見据えたジレンマでもあったようだ。

今回の活動休止は、彼らにとって心地良いはずの活動サイクルをあえて断ち切り、その個性それぞれを見つめ直し、個々を強くすることを目的としているという。それはさらなる高みを目指していこうというメンバー3 人の思い切った決断でもあるようだ。

ファンにとっても厳しい決断であるが、今回休止ライブの中で発表されることになった新曲、「Love You Back」は、彼らがずっと大切にしてきたファンへの感謝の気持ちと、必ずまた戻ってくる!というメッセージを込めて、急きょ、製作されたものである。

12年間さまざまな変化をしてきた彼らだが、唯一変わらずにいた部分は、「常にファンと共に!」ということ。

6月21日のライヴの為に3 人が一体となって作り上げたこの楽曲のメッセージをぜひ受け止めて欲しい。

ライヴ当日に、iTunes、レコチョク等、国内主要サイトでデジタル配信されることが決定し購入できるようになった事は、ライヴに足を運んだファンのみならず、足を運べなかったファンにとっても朗報となったはずだ。


音楽ニュースMUSIC NEWS

日向坂46、「ROUND1」新TVCMに登場&店舗ではコラボキャンペーンが順次スタート

J-POP2024年4月26日

 日向坂46が出演する「ROUND1」新TVCMが4月27日から全国で放映される。  メンバーそれぞれがスポーティなジャージ姿で「ROUND1」を全力で楽しむ姿が印象的な新TVCMが完成。最新シングル曲「君はハニーデュー」に乗せて、彼女たち … 続きを読む

エミネム、ニューAL『The Death Of Slim Shady』を今夏リリースすると予告

洋楽2024年4月26日

 エミネムが、ニュー・アルバム『The Death Of Slim Shady (Coup De Grâce)』を2024年の夏にリリースすることを予告した。  エミネムは、“誰がスリム・シェイディを殺したのか?”という質問を投げかける、自 … 続きを読む

超特急がコラボ、オリジナルグッズがハズレなしで当たる『くじラックオンライン』販売スタート

J-POP2024年4月26日

 超特急の初となるEP『Just like 超特急』のリリースを記念して、超特急のオリジナルグッズがハズレなしで当たるオンラインくじ『くじラックオンライン』の販売がスタートした。  賞品はA賞~E賞まで5アイテム(全45種)。さらに、くじ1 … 続きを読む

サカナクション/ペトロールズら【ONE PARK FESTIVAL】第1弾出演アーティスト発表

J-POP2024年4月26日

 9月7日、8日に福井市中央公園・特設ステージをメイン会場とし開催される音楽フェス【ONE PARK FESTIVAL 2024】の第一弾アーティストが発表された。  今年も、JR福井駅から徒歩5分の福井市中央公園・特設ステージをメイン会場 … 続きを読む

鈴木愛理、THE FIRST TAKEバージョン「恋におちたら」配信開始&『バズリズム02』で地上波初披露へ

J-POP2024年4月26日

 鈴木愛理の「恋におちたら feat. 空音 & ☆Taku Takahashi(m-flo)- From THE FIRST TAKE」が本日4月26日に配信リリースされた。  本楽曲は、2005年にリリースされたCrystal … 続きを読む

Willfriends

page top