(C)ITV/Mammoth
イギリスでシャーロック・ホームズを凌ぐ人気のモース警部。その新米刑事としての活躍を描くミステリー。
英国の作家コリン・デクスターが生み出し、“英国で最も好きな探偵”第1位に選ばれたこともあるモース警部。その人気はシャーロック・ホームズを凌ぐほどとの呼び声も。TV化した「主任警部モース」(DVD題「モース警部シリーズ」)は1987~2000年に全33話が作られ、日本でも人気を博した。本作は時代をさかのぼり、新米刑事時代のモースを描いた前日譚である正統派ミステリー。2012年1月から全英ITV1局で放送され、第1話はその時間にTVを見ていた人の4人に1人が視聴。根強いモース人気を証明した。原作者のデクスター自身がコンサルタントを務め、モースが既にクラシック音楽やクロスワードパズルを好きだったり、「主任警部~」の脇役も顔を見せるなど、原点からモースの世界が展開。「主任警部~」でなかなか明かされなかったモースのファーストネーム、エンデバーを冒頭から明かすのもユニークだ。
<ストーリー>
「Case 1 華麗なる賭け」
1965年。オックスフォード大を中退したエンデバー・モースは警官になり、オックスフォードのカウリー警察署の応援要請により15歳の少女メリーの失踪事件の捜査に当たる。捜査を進める中、メリーの元交際相手であるマイルズが拳銃自殺。モースはメリーが持っていた高価で難解な詩集に疑問を抱き、直感的な推理で事件の真相に迫る。
「Case 2 毒薬と令嬢」
秘書学校に通う20歳の学生マーガレットが心臓発作で突然死してしまう。さらにその後、ゴッドストウの公衆トイレでドクター・カートライトが何者かに射殺される。2つの事件に関係はあるのか。モースはカートライトの妻ヘレンとその妹パメラ、姉妹の父親で有名な物理学者のエドマンドに対面するが、彼らの異常な関係性に驚かされる。
監督:コルム・マッカーシー(Case1)、エド・バザルゲット(Case2)
脚本:ラッセル・ルイス
製作:ダン・マカロック
音楽:バリントン・フェロング
キャラクター原案:コリン・デクスター
出演:ショーン・エヴァンス (エンデバー・モース役/声:矢野正明)
ロジャー・アラム (フレッド・サーズデイ警部補役/声:土師孝也)
8月31日(土)午後2:00~(全2話)WOWOWプライム